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セルフレジが抱える深刻リスク 10万円の万引きで必要な売り上げは?(2/3 ページ)
小売現場でのセルフレジの普及に大きな障害となっているのが「セルフレジ万引き」の急増。それは小売企業だけの問題ではなく、消費者にも負担が及ぶ理不尽な構造を引き起こしている。この解決こそAIの出番だ。
巧妙化する手口と「言い訳」の壁
セルフレジ万引きの主な手口は次の2つだそうだ。
重ね打ち:商品を2つ重ね、上の商品だけバーコードを読ませて下の商品をスルーする。
バーコード隠し:バーコードを指で隠してスキャナーに通し、あたかも読み取らせたかのような動作をする。
これらは、店員がその場で気づいて注意しても、「スキャンし忘れた」「通したつもりだったがミスをした」と言い訳をされてしまいがちだ。故意であることの立証が難しいため、通常の万引きに比べて現行犯逮捕しにくいという厄介な側面がある。
背景には、犯罪を誘発する「3つの要素」がそろってしまっている現状がある。
<犯罪を誘発する3要素>
動機:物価高騰などで経済的に苦しい人が日本でも増えた機会:店員の目が届きにくく、見つかりにくい環境がある
正当化:いざとなれば「うっかりミス」と言い訳しやすい
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