なぜ地方で「ローカル億ション」が増えているのか 人口30万人の街にも、バブル期以上の勢い(4/4 ページ)
大都市圏だけでなく、地方都市でも1億円超の「ローカル億ション」が増えている。東京の物件とは異なる、地方ならではの購入層や、増え続ける背景にある「地方特有の事情」とは。
都心の億ションとの違いは?
ローカル億ションは面積と価格が各地の相場とかけ離れており、東京の億ションとは性質が異なる。東京の億ション購入者は世帯年収が1500万〜2000万円を超えるパワーカップルが主で、実需による購入者が多い。相場全体が1億円を突破しており、専有面積は70平方メートル台と一般的なサイズだ。
一方のローカル億ションは、地方の経営者や富裕層、地元の名士などが購入している。東京でいえば、3億円以上の高額物件を購入するような層だ。物件のサイズは100平方メートルを超え、価格帯は周辺の一般的な物件と比較して倍以上である。
地方都市で、東京のように億ションが当たり前の存在になるとは考えにくい。だが、販売時の倍率は高く、今後もローカル億ションは一定の供給が続くとみられる。
著者プロフィール
山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_
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