2015年7月27日以前の記事
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副業人材を“数合わせ”に使う企業はもう手遅れ!? 生成AI時代の採用難に負けない、IT人材戦略のイロハ(4/5 ページ)

副業エンジニアの受け入れに関心はあるものの、一歩を踏み出せていない企業は少なくありません。新しい副業時代において、企業が人材難に陥らないための考え方や、人材戦略の再設計について考察します。

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「正社員エンジニア」と「副業エンジニア」の使い分け

 企業は、正社員エンジニアと副業エンジニアをどのように使い分けるべきでしょうか。重要なのは、両者を代替関係で捉えず、どの分野に適性を持たせて活用していくか考えることです。


正社員エンジニアと副業エンジニア、どう使い分ける?(出所:ゲッティイメージズ)

 以下のような、比較的組織に対する影響力や責任が大きなポジションや、中長期で価値発揮する必要性が高い場合、正社員エンジニアに役割を持たせるケースが多く見られます。

  • プロダクトや事業の中核を担う開発責任者
  • エンジニアリングマネジャー
  • 長期的な技術負債の解消
  • 組織作りや育成
  • 顧客理解やドメイン知識が競争優位になる領域
  • 高い権限を伴う継続運用

 一方、副業エンジニアには、以下のような高い専門性が求められるポジションなど、即戦力として活躍できる人材を配置するケースが多く見られます。

  • AI導入の初期設計
  • セキュリティレビュー
  • アーキテクチャの壁打ち
  • PdM補佐
  • PoC設計
  • データ基盤の初期構想
  • 情シス・SRE・QAなど専任を置く前の立ち上げ支援

 例えば、プロダクトの最終意思決定や開発組織のマネジメントを副業エンジニアに依存し続けるのは危険です。組織に学習が残りにくい上、責任の所在も曖昧になります。一方で、AI活用の技術選定やセキュリティ診断、プロダクト仮説の壁打ちなどは、副業エンジニアでも十分に価値を発揮できる領域です。

 さらに最近は「副業エンジニアから、業務委託の長期化や正社員化につなげる」といったケースも増えています。先述の調査においても、転職候補先企業に副業で参画したい意向を示すエンジニアは多く、副業エンジニアは採用の前工程としても機能し始めています。

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