コンビニで車中泊は定着する? ローソンが1年の実証で分かったこと(2/4 ページ)
ローソンはコンビニ初の車中泊サービス「RVパーク」を28店舗に拡大する。約1年間の実証実験では、想定していた節約目的ではなく、車中泊を趣味として楽しむ利用者が中心だった。マナー面の課題も少なく、70店舗への拡大を目指す。
50代の利用者が多い
車中泊市場は拡大しており、日本RV協会によると、国内のキャンピングカー保有台数は2016年に10万台を超え、2025年には17万3000台に達した。車中泊スペースのRVパークも、2022年以降は年間約100カ所のペースで増え、7月時点で全国670カ所を超える。
旅行スタイルの多様化を背景に、ペットや子ども連れなど、ホテルに泊まりにくい層の受け皿となっていることも、需要を押し上げている。
ローソンが当初見込んでいた利用者は、宿泊費の高騰を受けてホテルから流れてくる層だった。だが、実際には車中泊そのものを目的とする利用者が多かったという。「節約志向というより、車中泊自体を趣味として楽しむ人が多い」と、ローソン新規サービス部の戸津茂人氏は説明する。
夫婦2人での利用が多く、50代以上も目立った。約30%がペット連れで、関東近郊からの利用者が80%を超えた。車種は半数以上がキャンピングカーで、残りも車中泊仕様に改造したクルマが中心だった。レンタカーで訪れる若者はほとんどおらず、戸津氏は「若い層は2500円を払うより、道の駅で無料で済ませるのでは」と分析する。
利用者層は限定的だが、満足度は高い。アンケートでは、対象エリアが広がった場合に「利用したい」と答えた人が99%に上った。設備や環境への満足は70%を超え、利用者の90%超が来店時にローソンで500円以上を購入している。「食材を買える」「24時間営業で安心」「料金が手頃」といった点が評価された。
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