コンビニで車中泊は定着する? ローソンが1年の実証で分かったこと(4/4 ページ)
ローソンはコンビニ初の車中泊サービス「RVパーク」を28店舗に拡大する。約1年間の実証実験では、想定していた節約目的ではなく、車中泊を趣味として楽しむ利用者が中心だった。マナー面の課題も少なく、70店舗への拡大を目指す。
70店舗に拡大も検討
ローソンは、この事業をさらに広げる。実証実験を始めた千葉の7店舗のうち、利用実績を踏まえて2店舗は終了し、5店舗が継続。今回は新規店を加え、千葉11店舗、埼玉5店舗、静岡9店舗、愛知3店舗の計28店舗とする。埼玉の秩父、川越、静岡の三島、浜松、愛知の岡崎、犬山といった観光地周辺を中心に展開する。
加えて、利用者からの要望を受け、エリア拡大に合わせてチェックインの受付時間を従来の午後6時〜9時から午後3時〜10時に変更し、チェックアウトも午前9時から午前10時に延ばす。
2026年度内には約70店舗規模まで増やし、その先も東京、神奈川、三重、岐阜などへの展開を検討している。さらに、Wi-FiやEV充電設備の導入も検討しているという。快適性を高めるとともに、車中泊の付加価値を高める狙いがある。
一方で、利用者層を一気に広げることには慎重だ。料金を下げれば新規層を取り込めるかもしれないが、車外での活動を禁じるなどのルールを守らない客が増えれば、これまでの運営が崩れかねない。数を追うより、ルールを守って利用する現在の利用者との関係を優先する考えだ。
店舗数を増やしても、利用マナーは維持する。1年間の実証実験を経て拡大するコンビニ発の車中泊サービスは、今後どこまで広がるのか。
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