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なぜ、牛丼チェーンは“牛丼以外”で勝負するのか すき家、吉野家、松屋、それぞれが狙う新たな市場とは?:小売・流通アナリストの視点(3/6 ページ)
牛丼チェーンが相次いで牛丼以外の業態に進出している。その狙いは何なのか?
吉野家HDと松屋フーズHDの追い上げ戦略
ゼンショーHDと比べると、吉野家HDや松屋フーズHDは、牛丼事業を中心とする外食企業という位置付けだ。吉野家HDには「はなまるうどん」があり、松屋フーズHDにはとんかつ「松のや」がある。しかし、ゼンショーHDのはま寿司のように、第2の柱と呼べる規模にまでは育っていない。
もちろん、両社とも現状に甘んじているわけではなく、M&Aを活用した事業ポートフォリオの多様化を目指している。
吉野家HDは、事業の多角化に向けた中長期施策として外食ベンチャー企業の支援事業を行っている。何が当たるか分からない外食産業において、ベンチャー企業の成長を支援しながら、新規事業の可能性を探り、その先のM&Aにつなげようとしているのかもしれない。
こうした取り組みは、事業の多角化が進んでいないことへの問題意識の表れである一方、M&Aによって新たな事業の柱を見つけることの難しさの裏返しとも言えるだろう。
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