インタビュー
「背負い心地の不満」4割に注目 肩ひもを「21段階」調節できるビジネスバッグ開発(2/2 ページ)
エースが、肩ひもの取り付け位置と角度を21段階で調節できるビジネスリュックを発売する。独自の人体測定器で肩の形状を分析し、従来の4種類のハーネスから調節式に進化。なぜ「21」という数字にたどり着いたのか、その開発の背景を聞いた。
21段階に込めた狙い
前モデル「ガジェタブルDP2 4U」では、背中の長さや肩回りの厚みを分析した上で、4種類のハーネスを用意してきた。
新機構ではさらに細かく調節できるようにし、高さ7段階・角度3段階を組み合わせた21通りとした。エースの開発担当者は「21という数字は、計測データから導き出した必要な調節範囲を機構に落とし込んだ結果だ」と説明する。
開発で頭を悩ませたのが、調節ポイントをどこまで設けるかだった。計測データには、似た肩の形状の人が多いパターンもあれば、少数しかいないパターンもある。限られた調節の中で、できるだけ多くの人にフィットするよう、調節ポイントの位置を検討するのに苦労したという。
体型による傾向もある。背が高い人ほど肩ひもの取り付け位置は高く、小柄な人ほど低くなりやすい。肩回りに厚みがある人や肩幅が広い人は角度が広く、厚みが薄い人や肩幅が狭い人は角度が狭くなる。「見た目だけでは判断が難しく、実際に測定すると、本人が思っていた体型とは異なる結果になることも多い」と開発担当者は指摘する。
リュックの背負い心地は、サイズだけでは決まらない。肩の高さや厚みには個人差があり、それに合わせて調節できる範囲を広げたのが今回の新機構だ。20でも30でもなく21。数字ありきではなく、さまざまな肩の形状を計測した結果、たどり着いたのが21段階だった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
なぜファミマの「1998円腕時計」は完売したのか “ちょうどいい一本”がササった理由
ファミリーマートのオリジナル腕時計が発売10日ほどでほぼ完売した。コンビニで時計を買う時代が始まっているのだろうか。
「仕事に短パン」が当たり前に? 企業や自治体で広がる「短パンOK」の事情
「ハーフパンツで出社OK」という企業や自治体が少しずつ増えている。猛暑を背景に、短パン勤務を解禁する一方、色や着用場面などのルールを設けるケースも。仕事着の常識は、ネクタイに続いてズボンまで短くなるのか。
1万7600円のポロシャツが3年で販売数10倍 デサントが「あえて」襟にこだわった理由
1万7600円という高価格ながら、3年で販売数が約10倍に伸びたデサントのポロシャツ「オリエリ」。競泳水着の技術を応用した独自の「襟」にこだわり、ビジネス需要をつかんだ背景を探った。
東横インの「47都道府県バッジ」が人気 富士山は静岡か山梨か、小さな争奪戦
東横インが発売した「ご当地GENKIバッジ」は、各都道府県の名物とホテルがデザインされた全52種のコレクション。コンプリートには47都道府県を巡る必要があり、SNSでも話題となっている。


