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1万7600円のポロシャツが3年で販売数10倍 デサントが「あえて」襟にこだわった理由(1/4 ページ)

1万7600円という高価格ながら、3年で販売数が約10倍に伸びたデサントのポロシャツ「オリエリ」。競泳水着の技術を応用した独自の「襟」にこだわり、ビジネス需要をつかんだ背景を探った。

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 スポーツアパレルメーカーのデサントジャパン(東京都豊島区、以下デサント)が展開するポロシャツの販売が伸びている。襟の印象にこだわった「ORI-ERI TOUGH POLO SHIRT(オリエリタフポロシャツ、以下オリエリ)」だ。

 1万7600円(希望小売価格)という高価格帯ながら、発売から3年で年間販売数量は約10倍に達する見込みだという。なぜここまで支持を広げたのか。

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デサントの「オリエリタフポロシャツ」(画像はデサント提供、以下同)

 オリエリは、色あせや型崩れがしにくく、吸水速乾、ストレッチ性、UVカット性能を併せ持つ独自の機能性素材「TOUGH(タフ)」を用いたポロシャツだ。

 編み立て・染色・縫製まで国内で手掛けており、襟には生地を折って接着する独自の製法を採用している。

なぜ、ポロシャツだったのか

 スキーなど冬季競技用ウェアで実績を持つデサントは、秋冬アイテムとして「水沢ダウン」やシェルジャケットの「クレアス」といったヒット商品を持つ一方、春夏には主力商品が少ないという課題を抱えていた。

 近年の暖冬傾向も重なり、同社ブランドマーケティング部の平野貴大氏は「春夏シーズンの顔となるアイテムの創出がブランドとしても課題だった」と語る。

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春夏シーズンの顔となるアイテム創出が課題だった
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秋冬アイテムとして人気の「水沢ダウン」

 夏場の商品として、Tシャツはカジュアルに見えやすく、長袖シャツやジャケットは暑い。その点、ポロシャツは襟があることで一定のフォーマルさを保ちつつ、動きやすさも両立できる。スポーツとビジネスの中間に位置するアイテムでもある。

 同社はもともとアスリートのセレモニーウェアとしてポロシャツを企画しており、縫製技術や素材開発の知見を生かしやすい領域だった。

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