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店長年収「最大2000万円」の効果は? 丸亀製麺・トリドールが増収も大幅減益となった背景小売・流通アナリストの視点(3/5 ページ)

第一四半期決算で大幅減益となったトリドールだが、業界大手の不動の地位を手に入れる可能性がある。それはなぜなのか?

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今後の成長余地は?

 ただ、ここまで成長すると、このモデルの成長余地が残っているのかは気になるところだ。

 最近の丸亀の出店場所を調べてみると、郊外ロードサイドへの出店が減っていることが分かってきた。2025年度以降の出店は60店舗ほどだが、郊外ロードサイドへの出店は3分の1程度であり、駅前や駅近、郊外の商業施設内への出店がほとんどだ(図表4)。出店数も多いとは言えず、国内の丸亀が得意とする郊外での出店余地は減っているのかもしれない。


図表4。郊外の商業施設内への出店が多い(筆者作成)

 ただ、注目すべきは店舗数の増加よりも、スクラップ&ビルド(廃止と新設)を継続的に実施し、着実に成長を維持していることにある。

 図表5は丸亀の出退店の実績と既存店の売上増減率の推移である。この図から、既存店の売り上げが悪化するとスクラップ&ビルドを実施し、既存店の増収を優先する経営判断をしていることが分かる。


図表5。丸亀の出退店の推移(筆者作成)

 流行り廃りの激しい外食業界では、既存店の売り上げの低迷に対処せず、さらに悪化させたり、破綻したりする企業が多く存在する。丸亀は細かな店舗管理で、近年では1店舗当たりの売り上げを伸ばすことで成長しているのである(図表6)。


図表6。1店舗当たりの売り上げを伸ばす(筆者作成)

 急成長した外食企業の中で、スクラップ&ビルドを適切に行えている企業は少なく、これが外食大手として定着できた理由だろう。

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