インタビュー
東横インのトイレが少し大きくなった たった数センチ、実は大仕事だった:インタビュー劇場(不定期公演)(4/5 ページ)
東横インが約8万室のトイレを順次交換している。「便器が小さい」という声に応え、サイズを少し大きくした。ところが、たった数センチの変更が、想像以上の大仕事になっていた。
サイホン式を導入
土肥: ふむふむ。快適性の向上につながっている、といったデータが出ているわけですね。ということは、トイレを替えるプロジェクトは「これにておしまい!」ということでしょうか?
松岡: いえいえ、まだまだやるべきことがたくさんありまして。当社には8万室ほどの客室があるので、部屋によって微妙にサイズが異なるんですよね。トイレのサイズが少し違うだけでも、さまざまなところに影響が出てくるかもしれません。
排水に問題は起きないのか、取り付けに不具合はないのか。いろいろな問題が想定されるので、トイレをどうすべきかといった課題は、まだまだ残っているんですよね。
土肥: 新しいトイレのサイズが決まったので、臭いものにはフタをしたい……といった気分かもしれませんが、そういうわけにはいかないんですね。
松岡: 今回、変えたのはトイレのサイズだけではありません。水の流れにも工夫を加え、便器の中の水を「吸い込む力」で強く排水するサイホン式を採用しました。従来は水の力で押し流す方式でしたが、なぜサイホン式にしたのか。
「せっかくトイレを替えるのであれば、環境に優しいモノにしたい」と考えました。東横インには約8万室あり、トイレも約8万台ある。1台当たりの節水量はわずかでも、8万台すべてで考えれば、大きな節水につながる。 そこで、サイホン式を導入しました。
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