ファミマのユニフォームはどう変化した? 初代「エプロン」から、業界初「Tシャツ」への刷新までを振り返る(2/3 ページ)
ファミリーマートが約10年ぶりに店舗スタッフのユニフォームを刷新した。コンビニ業界で初めてTシャツタイプを採用し、髪色や着こなしのルールも見直した。時代や働き方の変化に合わせて進化してきたこれまでのユニフォームの歴史を振り返る。
2000年に「ブルゾンタイプ」に変化
大きな転換点となったのが、2000年だ。ファミリーマートはコーポレートカラーを現在の緑色と青色を基調としたものに変更。4代目のユニフォームはエプロンタイプからブルゾンタイプに変わった。
緑色と青色を使った店長・マネジャー用と、緑色とオレンジ色を使った店舗スタッフ用の2種類を用意した。生地には、ペットボトルをリサイクルした素材も使用した。
当時発表されたプレスリリースには「仕事着・作業着としてのイメージの強い現在のエプロンタイプから、ブルゾンタイプに変更。お客さまをお迎えする正装によりふさわしいブルゾンタイプへ変更することによって、店舗スタッフの仕事に対する意識向上を図るとともに、お客さまに対し接客向上をアピールしてまいります」と記載されている。
2005年6月には5代目として黒色を基調としたブルゾンに、青色のラインを入れ、シルバーのロゴを配置した。4代目が比較的明るい色合いだったのに対し「汚れが目立ちやすい」という声が寄せられていたことから、5代目は落ち着いた色に変更したという。
当時、利用客に対するもてなしを重視していたことから、ブルゾンの下にはワイシャツとネクタイを着用するルールが採用された。5代目のユニフォームのみ、ズボンもベージュのチノパンに指定していたという。
店舗からは「丁寧な接客にはネクタイが大切だ」という声もあった一方、学生アルバイトなど幅広い人材が働くことから、さまざまな意見があったという。
その後2012年夏には、5代目ユニフォームと併用する形で、クールビズに対応したポロシャツタイプのユニフォームも加わった。
クールビズは「ノーネクタイ・ノージャケット」といった軽装で過ごすことを環境省が促進したものだ。東日本大震災後の節電対策として、2011年には「スーパークールビズ」が誕生し、ポロシャツやTシャツなどの着用も許容されるようになった。
こうした社会情勢を背景に、当時コンビニ業界でも「接客のためにネクタイにこだわる必要があるのか」という議論が出始めたという。
そして2016年9月、サークルK・サンクスなどを運営していたユニーグループ・ホールディングスとの経営統合を機に、ユニフォームも6代目に刷新した。青色を基調としたブルゾンタイプで、胸元にファミマのロゴを配置した。
6代目では、5代目で着用していたネクタイを廃止。ズボンについても、肌の露出を避けるなど安全面の条件を満たしていれば、一定の自由が認められるようになった。
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