コラム
上司は部下の不満を「全て対処する」必要はない 見極めるべき「2つ」の論点(3/3 ページ)
部下の不満を全て愚直に対処すると上司の時間と組織の視点は偏る。限られた時間で、本当に対処すべき問題を切り分ける2つの視点とは。
対応しない場合でも、フィードバックはする
このように、部下の不満は見極めが必要で、部下が言う全ての不満を上司が全て解決する必要はない。しかし、対応しないと決めた場合でも、その判断を本人にフィードバックすべきだ。
部下の話を聞いた結果「今回は対応しない」と判断することはある。それでも、なぜそう判断したのかを短く返しておけば、少なくとも無視されたとは感じにくい。
「話を聞くこと」と「相手の要求を受け入れること」も分けて考えるべきだ。丁寧に30分話を聞いても、結局どうするのか何も返さなければ、部下には「聞いてもらった」より「結局何も変わらなかった」という印象が残ってしまう。
上がってきた不満を客観的な基準で判断し、見送る場合も理由を必ずフィードバックする。この姿勢が「この上司なら公平に見てくれる」という信頼を生み、真に必要な相談や提案が届く状態を作っていく。その地道な積み重ねこそが、問題が小さいうちに対処できる健全で強い組織の礎となるだろう。
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