「AIなら何でもできる」は大間違い 仕事を任せる前に知っておきたい3つの弱点:頭のいい人がやっている「じぶんAI」構築術(2/6 ページ)
AIなら何でも任せれば効率化できる――そう考えるのは危険だ。AIには得意・不得意があり、仕事を丸投げすると逆に非効率になることも。AIに任せるべき仕事と、人間が担うべき仕事の見極め方を解説する。
なぜ「AIに向いていない仕事」を任せてしまうのか?
多くの人が誤解していますが、AIは万能で何でもできるスーパーパーソンではありません。特に初心者ほど、
「AIなら全部解決してくれる」
「AIに投げればどうにかなるはず」
「わからない作業は全部 AIに任せよう」
というふうに、過剰に期待してしまいがちです。しかし、AIには得意な領域と苦手な領域がはっきりあり、AIが苦手な作業を無理に任せると、ほぼ確実に、期待していない回答がきたり、何度もプロンプトを書かなくてはいけなくなるという無駄が生じます。
これはAIのせいではなく、AIに指示するユーザー側に「仕事の切り分け」ができていないだけです。
AIが不得意なことを知ることが成功の第一歩
AIが苦手な作業は、大きく分けて次の3つです。
(1)高い精度・厳密さが求められる仕事
(2)文脈・空気・微妙なニュアンスが重視される仕事
(3)インプットが不十分な状態で丸投げされる仕事
(1)高い精度・厳密さが求められる仕事
例えば
- 法的に間違いが許されない書類の最終チェック
- 数字の桁を一つ間違えたら致命的になる経理処理
- 事実ベースで正確さが求められる研究データ
- 製品仕様書や安全基準の判断
こういった「間違えたら大きなリスクがある」仕事は、AIだけでは不十分です。AIは非常に賢いですが、「99%正しくても、1%間違える」可能性が常にあります。
人間が最終チェックをしない状態で AIに完全に任せると、重大なミスが起きる可能性があります。
AIは正答率が高いであろう言葉の組み合わせを、回答として、もっともらしく表現する仕組みであることをまずは理解しましょう。
AIの回答は「もっともらしい」だけで、常に正しいとは限らないのです。この現象は「ハルシネーション(もっともらしいうそ)」とも呼ばれ、AIが存在しない情報を自信満々に提示することもあります。
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