コラム
「AIなら何でもできる」は大間違い 仕事を任せる前に知っておきたい3つの弱点:頭のいい人がやっている「じぶんAI」構築術(3/6 ページ)
AIなら何でも任せれば効率化できる――そう考えるのは危険だ。AIには得意・不得意があり、仕事を丸投げすると逆に非効率になることも。AIに任せるべき仕事と、人間が担うべき仕事の見極め方を解説する。
(2)文脈・空気・微妙なニュアンスが重視される仕事
AIは文章を生成するのが得意ですが、文脈の温度感を考えたり、感情の調整をすることは苦手です。
例えば、
- クライアントとの関係性を踏まえた文章の言い回し
- 部下の気持ちをケアするメッセージ
- ビジネス上の微妙な駆け引きが必要な内容
- 社内の力関係や文化を考慮した判断
- 相手によって言い方を変える必要があるメール
こういう人間関係の行間を読む仕事をAIにまるごと任せると、「冷たい印象になる」「意図が伝わらない」「相手を怒らせる」といったトラブルを引き起こしやすくなります。
もちろん、AIに文章のたたき台を作らせること自体は有効です。しかし、相手の性格や過去の経緯、そのときの感情といった「文面に表れない情報」は、あなたにしか分かりません。
AIが生成した文章をそのまま送るのではなく、相手との関係性を踏まえて表現を調整する。この最後のひと手間こそが人間の担うべき役割であり、それを怠ると、効率化のつもりが信頼関係を損なう結果を招きかねないのです。
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