日高屋と幸楽苑、なぜ好調? 「ちょい飲み」と「ロードサイド」、似た者同士でも道は別:数字で見る「企業の現在地」(5/5 ページ)
日高屋と幸楽苑、低価格帯を武器に中華料理やラーメンを手がける“似たもの同士”の業績がともに好調な理由とはーー。事業モデルや成長戦略を踏まえながら、好調な要因を見ていきたい。
日高屋と幸楽苑、成長への次なる一手は?
異なる業態、そして異なる成長ステージを歩む両社。さらなる店舗拡大に向けて、双方ともに動き出している。
日高屋は2026年4月、新潟駅前に出店。関東圏以外への進出は、初めてとなった。この出店に際して、同社は外部企業と組んだフランチャイズ(FC)方式を初めて採用した。
FC契約を結んだオーシャンシステム(新潟市)は、食品スーパーや企業向けランチサービス事業などを手掛けている。同社の物流網やセントラルキッチンを生かすことで、食材調達や調理のコストを抑えるという。
ハイデイ日高の青野敬成社長は「関東1都6県に集中出店してきたわれわれにとって、新潟初出店はチャレンジであり、今後の当社の大きな成長につながる第一歩」と話す。同店は全国展開を見据えた布石となる。
一方、「2033年に500店舗」を見据える幸楽苑は2026年1月、郡山工場、小田原工場に次ぐ3拠点目の自社工場建設に向けて、福島県郡山市と土地の売買契約を結んだ。2028年12月の稼働を予定している。
さらに幸楽苑は、これまでロードサイドや大型ショッピングセンターのフードコートに出店してきたが、駅前への出店も検討し、新たな客層の開拓を進めるとしている。
低価格帯の中華料理チェーンをめぐっては、王将フードサービスが東日本エリアへの出店を加速すると表明。今後、年間20店舗ペースで100店舗の出店を目指している。
日高屋と幸楽苑、そこに王将が加わり、中華・ラーメンを巡る覇権争いは、これからますます過熱していきそうだ。
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