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アニメ制作市場が初の4000億円突破 一方「人手不足」「制作キャパ限界」でピークアウトの可能性も:帝国データバンクが調査

アニメ制作の市場規模が初めて4000億円を突破した。帝国データバンクの調査によると、2025年の市場規模(事業者売上高ベース)は4065億8600万円で、過去最高を更新した。

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 アニメ制作の市場規模が初めて4000億円を突破した。帝国データバンクの調査によると、2025年の市場規模(事業者売上高ベース)は4065億8600万円で、過去最高を更新した。一方、アニメーター不足は深刻化し、制作現場は限界に達している。帝国データバンクは2026年のアニメ制作市場について「5年ぶりに前年を下回る可能性がある」と指摘する。

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「アニメ制作市場」初の4000億円突破(画像はイメージ、出典:写真AC)

初の4000億円突破もピークアウトの可能性

 2025年は動画配信プラットフォーム向けの需要が旺盛だったほか、劇場版など大型案件の納品が集中した。IP事業や製作委員会への出資による二次収益も好調に推移した。

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アニメ制作市場 推移(出所:プレスリリース、以下同)

 制作会社1社当たりの平均売上高は13億3700万円で、2000年以降で最高となった。業績面では「増収」が39.7%、「前年並み」が39.7%、「減収」が20.5%という結果に。損益面では「増益」が45.7%を占めた一方「赤字」は34.6%に上った。人件費や外注費の高止まりに加え、制作期間の長期化や納品の遅延による「期ズレ」も発生しており、収益面のリスクも抱えている。

 制作態様別にみると、直接制作を受託・完成させる能力を持つ元請・グロス請の2025年平均売上高は27億9500万円で、5年連続で増加し、過去最高を更新した。しかし、自社IPを持たない中堅・中小の元請・グロス請では、人手不足や外注コストの高騰が収益を圧迫した。

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元請・グロス請の動向

 下請としてアニメ制作に携わる専門スタジオも、平均売上高が4億9900万円となり、5年連続で前年を上回った。アニメーター不足によって処理能力が低下したり、案件を外注することでコストが膨らんだりするケースもみられ、損益面では「赤字」が41.3%に増加した。

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専門スタジオの動向

 2026年もアニメ制作への需要は高水準で推移するとみられる。一方、メガヒット劇場版の反動による減収が大手を中心に顕在化しているほか、動画配信プラットフォームからの制作資金の流入も落ち着きを見せ始めている。

 アニメーター不足によって制作現場のキャパシティーは限界に達しており、品質担保や労働環境改善のために案件を受託できないケースも発生している。

 帝国データバンクは「現状の業績ベースで推移した場合、2026年のアニメ制作市場は5年ぶりに前年を下回る可能性がある」とコメント。今後のアニメ制作市場について「日本アニメのグローバルコンテンツ化が進む中、労働環境の適正化やクオリティーの維持、将来世代への技術継承といった課題への対応が焦点になる」(帝国データバンク)とコメントした。

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