コラム
なぜ「夜行新幹線」が実現? JR東海が“じっと待つ”ことを選んだワケ(3/4 ページ)
JR東海の夜行新幹線が大人気だ。初回のチケットはわずか2日で完売。第2弾も好評だった。深夜は駅に停車するにもかかわらず、なぜここまで人気なのか?
好評を受け、新大阪発の運行も実現
初回の東海道ルミエールエクスプレスは、発売からわずか2日間で完売したという。夜行列車ならではの旅を楽しむだけでなく、早朝に目的地へ到着できるという実用性も評価されたようだ。
この反響を受け、JR東海は9月22日発、翌23日早朝着の東海道ルミエールエクスプレスを企画した。
新大阪駅を午後10時3分に出発し、京都駅、名古屋駅に停車した後、新富士駅で翌朝まで長時間停車する。名古屋駅までなら、さらに遅い時間に到着する列車もあるが、新富士駅まで運行することを考慮して、出発時刻が設定されたとみられる。
新横浜駅には翌日の午前6時35分、品川駅には午前6時47分、終点の東京駅には午前6時54分に到着する。東京駅への到着は、通常の東海道新幹線で最も早く東京駅に到着する、午前6時17分三島駅発の新幹線より12分早い。
早朝に東京駅に到着できるため、品川駅から京急電鉄に乗り換えて羽田空港へ向かったり、東京駅から東京ディズニーリゾートや成田国際空港へ移動するといった使い方も考えられる。また、運行日が大型連休の終盤に当たることから、大阪や京都で夜遅くまで過ごし、翌朝には東京へ戻りたいという人の需要も見込んでいたのだろう。
今回は、普通車の窓側席(A席・E席)に加え、3人掛け席の通路側(C席)も販売。初回の好評を受けて販売する座席を増やしたとみられるが、隣の座席は空けるなど、車内で快適に過ごせるよう配慮されている。
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