ローソン公式X、国内企業で初のフォロワー1000万人超に 背景に「あきこちゃん像」の徹底と「大喜利」?(4/4 ページ)
ローソンの公式Xアカウント「ローソン」のフォロワー数が1000万人を突破し、国内企業の単独アカウントで最多となった。16年にわたる運用で重視してきたのが、オリジナルキャラクター「あきこちゃん」を軸とした発信だ。
投稿は1日10件ほど、2週間前から計画
現在、公式Xの運用を主に担っているのは、マーケティング戦略本部 デジタルマーケティング部に所属する社員だ。新商品の情報など、各部署から投稿の依頼を受け、あきこちゃんのキャラクターに合わせて文章を書き換えて発信している。
投稿数は1日10件ほどで、あらかじめ約2週間前から投稿スケジュールを調整しているという。投稿時間も商品ごとに設定しており、例えば夕食向けの商品なら、夕食前の時間帯に発信している。
長年の運用で重視しているのが、あきこちゃんのキャラクター像を一貫させることだ。あきこちゃんは「大学2年生のローソンスタッフで、ユニフォームが可愛いからアルバイトを始めた。特技は将棋」という設定がある。実家は滋賀県で、家族構成やローソンで働く他のスタッフとの関係性も相関図として公開している。
ローソンではあきこちゃんの人物像に合わせ、言葉遣いなどに細かなルールを設け、マニュアルにまとめている。担当者が変わっても、一貫した人物像を保てるようにしており、現在のあきこちゃんの“中の人”は11代目だという。
例えば、あきこちゃんは丁寧な言葉遣いで話すため、急に親しげな口調になって「〜だよね」といった話し方をすることはないという。
絵文字の使い方にも統一感を持たせている。アカウントでは「(^^)」や「♪」などが中心で、時代に合わせて使う絵文字は多少増えているものの、基本的には多用しない。絵文字は投稿者の人柄が出やすく、担当者が変わった際に投稿の雰囲気が変わる可能性があるためだ。
投稿内容は関係部署が確認するほか、公開前には承認フローを設け、必ず複数人でチェックしている。炎上につながる可能性のある内容ではないかに加え、「今、この投稿をしてよいのか」というタイミングも重要な判断材料だ。社会で大きな出来事が起きている場合、普段なら問題のない内容でも、投稿するタイミングによっては不適切と受け取られる可能性があるためだ。
8月にフォロワー数1000万人を突破したローソンだが、今後の目標はあるのか。林氏は「フォロワー数はもともと意識していないので、時代やお客さまに合わせて、お客さまとの接点の一つとして今まで通りにやっていきたい。せっかく親しみを持っていただいているので、これまで通りのトーンで発信していく」と語った。
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