「カレンダーの奴隷」「Kill meetings」 会議嫌いなCEOたちが実践する、“充実した仕事”のための一工夫(2/2 ページ)
“会議嫌い”で知られるJPモルガンのCEOは「Kill meetings」と述べた。「カレンダーの奴隷」「猿を背負っているようだ」――会議を避けたいCEOたちは、どのようにして“充実した仕事時間”を確保しているのか。
リーダーは「会議」と「仕事」を混同してしまう
ゴドシ氏が率いるDatabricksは比較的若い企業だが、より歴史の長い企業のCEOたちも、会議で埋め尽くされたカレンダーが実際の業務の妨げになるという懸念を示している。
米Southwest AirlinesのCEO、ボブ・ジョーダン氏は2025年、リーダーが「忙しさ」と「効果的な成果」を混同しやすいと警告した。
ジョーダン氏は、2025年12月に開催されたイベント「The New York Times DealBook Summit」のCEOパネルで「仕事を始めたばかりのころは、多忙であることや会議に出席することをリーダーシップと混同しやすい」と語った。
「……なぜなら、私たち全員がきっと実感していることだと思うが『仕事』をする時間がなくなり、代わりに会議に出席することを仕事だと勘違いしてしまうからです」
米United AirlinesのCEO、スコット・カービー氏は、仕事の時間を確保するため、より具体的な方法を取っている。同氏は会議を1日4時間までに制限し、さらに会議を開く際の厳格なルールを設けている。
「私の会議は短時間で、ほとんどが対話形式です」と、カービー氏は米国のニュースメディアSemaforのインタビューで語った。
「私は話をしたい。だから、資料を読み上げるようなことはしないでほしいのです。資料を送りたいなら、事前に私に送ってほしい。そうすれば、会議ではその内容について話すだけでいい。私にスライドを読み聞かせる必要はない」
JPMorgan Chaseトップ「会議をなくせ」(Kill meetings)
会議を嫌う姿勢を率直に示しているCEOは、JPMorgan Chaseのダイモン氏をおいてほかにほとんどいない。同氏は2024年の株主向け書簡で、その考えを明確に示した。「会議をなくせ」(Kill meetings)と述べたのである。
ただし、これは全ての会議が無意味だということではない。むしろダイモン氏は、会議もほかの重要な仕事と同じように集中して臨むことを求めている。
「私が会議に出るときは、事前資料を読み込んでおり、意識を100%集中させています」と、ダイモン氏はFortuneの「2025 Most Powerful Women Summit」(最も影響力のある女性サミット)で語った。
「居眠りしたり、メールを読んだりするのは一切なしです」とダイモン氏は付け加えた。「もし私の前でiPadを開いてメールを読んだり通知を見たりしているように見えたら、私は『そんなものは閉じろ』と言います。それは失礼なことだからです」

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