ワークマン土屋専務、異常気象で「ビジネスチャンスだ」――目指す250億円、断熱ウェアに勝機はあるか?(2/2 ページ)
「人は天候を選べない。ただ着るものは選べる」――。ワークマンが異常気象をビジネスチャンスと捉え、衣料品の機能強化を進めている。
土屋専務「普通に売っているものが防災に」 降雨で爆発的に売れた商品も
防災用途を想定した製品の開発も進める。XShelterシリーズの開発では、被災者の苦痛軽減を目指す「日本赤十字看護大学附属災害救護研究所」と連携。今回、マイナス15度やマイナス30度までの環境に対応できるシリーズとして「XShelter究極断熱Ω(オメガ)」を発売する。暖房のない避難所など、厳しい寒さの中で過ごす際の防寒対策としても活用できるという。
普段から着られる衣服として販売し、日常の延長で災害への備えにつなげる考えだ。土屋専務は「ワークマンで普通に売っているものが防災につながる。特別な防災製品はなかなか買われない」と説明した。
気象変化への対応を成長機会と捉える姿勢は、XShelterに限らない。東京都心では、10月2日までに観測史上初めて37日連続の降雨を記録した。ワークマンではこの影響で、レインウェアやレインシューズが「在庫がなくなるくらい爆発的に売れた」という。
リカバリーウェアでも「寒暖差」に対応 新モデルは70万着販売
シリーズ累計1400万着を販売するリカバリーウェア「MEDIHEAL」(メディヒール)でも、寒暖差に対応した商品を投入する。最上位モデルとして「MEDIHEAL COSMOS」を新たに発売した。
MEDIHEALは、遠赤外線による血行促進作用によって、疲労や筋肉のコリの改善を目指すリカバリーウェアだ。新モデルでは、生地に含まれるマイクロカプセルが、暑いときは余分な熱を吸収し、寒いときは蓄えた熱を放出する。これにより、衣服内を30度前後に保つという。
「長袖クルーネック」「ロングパンツ」は、それぞれ2900円だ。通常モデルより1000円高いが、発売から45日で70万着を超える販売を記録した。
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