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東証改革でIPOが「過去最少」に 「上場ブランド」の終焉と、問われる「上場後の成長力」(2/2 ページ)
東京証券取引所では上場企業に価値向上の取り組みを促す制度改革が進み、東証株価指数(TOPIX)の採用銘柄の入れ替えだけでなく、2030年3月には、新興企業向けのグロース市場で上場維持基準の厳格化も控える。これを見据え、上場を急がず成長戦略を練り直す企業が増え始めた。一連の改革で投資マネー流入が拡大する契機となるか注目される。
厳しい審査も「うまみ」なく
背景には東証の一連の制度改革がある。特にプライムではTOPIXの見直しによって「上場=TOPIX採用銘柄」の構図がなくなる。TOPIXに連動した指数への投資に期待する企業にとって、厳しい審査の割に「うまみ」は減る。
グロースでは現在の「上場10年後に時価総額40億円以上」という上場維持基準が、2030年3月に「上場5年後に100億円以上」と厳格化される。上場後の成長力が問われることになる。
東証は制度改革を通じ成長意欲に乏しかったり、株価が低迷していたりする企業に退出を促す構えだ。こうした意図が企業側にも伝わっており、市場の新陳代謝が加速している。(織田淳嗣)
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