どうなる、ウナギ業界──「鰻の成瀬」400→160店舗に、各社“あの手この手”の生き残り戦略:長浜淳之介のトレンドアンテナ(3/5 ページ)
ウナギ専門店が苦境に立たされている。新たなメニューの開発や、営業形態の変更などを行っているが、今後どうなるのか?
専門店も注目するウナギのハンバーガー
ウナギのハンバーガーは、ゼッテリアとモスバーガーが販売している。また、京都・河原町の「うなぎ昊−SORA−」をはじめ、ウナギ専門店でも提供する動きがある。
モスバーガーの「炭焼き 国産鰻重バーガー」は、2025年11月14日にオンラインショップで1000セット限定で販売を開始。2個6000円という高額な価格設定にもかかわらず、1週間で完売し話題となった。2個で1匹分のウナギを使用した冷凍食品で、19年連続でミシュランの三つ星を獲得している東京・虎ノ門の「日本料理 かんだ」が監修した商品だ。
この好評を受け、2026年は6月下旬からネット予約を受け付け、土用の丑の日に合わせて全国のモスバーガー店舗で受け取る形式で販売した。価格は2個5800円で、オンラインショップでも販売した。
国産ウナギ2切れを使ったライスバーガーで、ササの葉で包むという、うな重をモス流にアレンジした商品だ。一般に流通しているものよりひと回り大きい、肉厚な国産ウナギを厳選している。専用の化粧箱に入っており、贈答用にも適している。
一方、ゼッテリアの「うな丼バーガー」も、土用の丑の日に合わせた新提案として2年連続で販売した。価格は990円と手頃で、ウナギをリーズナブルに楽しんでもらおうという狙いがうかがえる。ふんわり、もっちりとしたバンズに、ウナギの蒲焼、国産米のごはんパティ、半熟卵、てりやきソース、レタスなどを挟んだ独特の商品だ。
ウナギ専門店のうなぎ昊−SORA−では、2種類のウナギのハンバーガーを各1600円で通年販売している。
同店はインバウンド客が多いが、家族連れの場合、子どもにはうな重の量が多すぎることがある。ハンバーガーなら量がちょうどよく、喜ばれているそうだ。ウナギの食べ方に対する固定観念を取り払う商品と言える。
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