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「コードの9割をAIが作成」 AnthropicがIPO文書で明かした“AI急加速”と制御不能リスク(2/4 ページ)

米AnthropicがSECに提出した新規上場(IPO)申請書の修正版で、AIが次のAIを開発する「再帰的自己改善」(RSI)による劇的な進歩加速に「まもなく到達する」と警告した。同社では既にコードの9割以上をClaudeが作成し、エンジニアのコード貢献量は45倍に跳ね上がっている。一方で「急加速が起きても事後まで把握できない」とも告白。AIの自己進化が仮説を脱し、制御不能リスクを孕む経営課題となった。

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社内コードの9割超を作成 生産性は「45倍」に

 AIがAIを改良する循環は、すでにAnthropicの社内で始まっている。同社は上場申請書で、各世代のClaudeが次世代Claudeの開発を加速する仕組みを「closing the loop」(ループを閉じる)と呼んでいる。

 現在のClaudeは、次世代モデルの研究や学習、評価など、開発工程のさまざまな場面で利用されている。実験の実行、学習データの生成と処理、モデルの性能評価、安全性の検査、プログラムの作成とレビューなどだ。こうした作業をAIが担えば、研究者はより多くの実験を短期間に実施できる。その結果、より高性能なAIが生まれ、そのAIが次の研究開発をさらに加速する。これがRSIの基本的な仕組みだ。

 実際、Anthropicの社内ではAIによる開発作業が急速に増えている。上場申請書によると、9月には、同社のコードベースに対する貢献の90%以上をClaudeが作成した。また、エンジニア1人当たりの1日の平均コード貢献量は、2024年の平均と比べて2026年7〜9月には45倍以上になった。

 もちろん、コードの量が45倍になったからといって、AIの能力向上が45倍速くなったわけではない。それでも、AIが次世代AIの開発を支える決定的な役割を担うようになったことは確かだ。Anthropicは、こうした循環によって、同じ計算資源からより高い性能を引き出す技術的な改善も速く発見できるようになったと説明している。AIが研究開発を加速し、その成果が次世代AIをさらに高性能にする循環を、同社は競争上の強みと位置付けている。

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実験の実行、学習データの生成と処理、モデルの性能評価、安全性の検査、プログラムの作成とレビューなどの作業をAIが担えば、研究者はより多くの実験を短期間に実施できる

© エクサウィザーズ AI新聞

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