東京国際フォーラムで10月3日〜5日まで開催される「2008 インターナショナルオーディオショウ」。海外、国内のオーディオブランドがブースを設けて製品を展示するほか、普段あまり体験できないハイエンドモデルの試聴や著名オーディオ評論家などの講演を聴くことができる。今回はその豊富な製品群の中から、音だけでなくデザインでも“心に響く”モデルを中心に紹介していこう。
マランツコンシューマーマーケティングのブースでは、B&Wのトールボーイスピーカー「CM9」とブックシェルフスピーカー「CM5」がお披露目されていた。展示されていたのはピアノフィニッシュの施されたモデルで、11月中旬ごろの発売を予定しているという。価格はCM9が1本14万〜15万円程度、CM5がペアで14万〜15万円程度になる見込み。
ハーマンインターナショナルのブースに展示されていたJBLの新作スピーカー「TSシリーズ」は、ダン・アシュクラフト氏のデザインによる曲線とエッジを使い分けたキャビネットの形状が特徴的だ。価格は、トールボーイの上級モデル「TS8000」が、1本44万1000円。
また参考出品されていた一体型オーディオ「MX100」は、斜めに切り落としたような艶やかなディスプレイ部とオーバル型の底面を持つ、シンプルなデザインが採用されている。
ラックスマンから紹介するのは、木箱ケースとアルミのフロントパネルとの組み合わせがクラシカルな雰囲気を放つ真空管プリメインアンプ「SQ-38u」。11月発売で、価格は37万8000円。2007年にグッドデザイン賞を受賞した真空管オーディオシステム「Neo Classico」も展示されていた。
オブジェのような個性を放つビビッドオーディオのスピーカー「G1 GIYA」は、ステラヴォックスジャパンのブースで見ることができる。デザインを手がけたのはローレンス・ディッキー。名前のGIYA(ギヤ)は、南アフリカに住むズールー族のダンスの名前から取られている。エッジを持たないラウンドキャビネットは、音響工学的に理にかなったもので、コンピュータシミュレーションから導き出されたという。価格は、オーダーカラーモデルがペアで703万5000円、スタンダードカラーモデルがペアで672万円。
マッキントッシュジャパンのブースには、アメリカ・マサチューセッツ州に拠点を置くスピーカーメーカー、スネル・アコースティックスの「Illusion A7」が展示されている。曲面で構成されるキャビネットをピアノフィニッシュで仕上げた艶やかな一品だ。価格はペアで472万5000円。また、フロアタイプスピーカー「B7」も参考出品されていた。こちらは音作りも含め、まだ詳細な仕様は決定しておらず、キャビネットのコーティングもされていない状態だった。価格は200万〜300万円台を見込んでいるという。
工芸品のようなイタリアンデザインが特徴のソナス・ファベール。その芸術的なスピーカーを試聴できるのがノアのブース。取材時に試聴システムのスピーカーとして選ばれていたのは「アマティ・アニヴァーサリオ」だ。写真はレッドヴァイオリンカラーのモデルで、ペアで367万5000円。
ボーズのブースでは、iPod用スピーカー「SoundDock」シリーズの新製品として11月1日から販売開始する、「SoundDock Series II」が展示されている。価格は3万4860円。
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