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» 2009年02月06日 11時19分 公開

+D Style News:現役フライトアテンダントが歴代制服で――キャセイ日本就航50周年

キャセイパシフィック航空が、日本就航50周年を記念したキャンペーンを発表。会場には50年間の歴代制服をまとったフライトアテンダントたちも登場した。

[小笠原由依,ITmedia]

 1959年7月4日――。羽田空港に、1機の大型レシプロ旅客機が記念すべき初ランディングを行った。

 その機材は香港に本社を持つキャセイパシフィック航空の航空機。同社が当時保有していた機材は6機で、総輸送旅客数は年間で7万人であった。それから約半世紀後、保有機材120機・総輸送旅客数は2325万人(2007年調べ)まで成長した同社が、2月5日にプレスブリーフィングを開催。日本就航50周年記念キャンペーンなど今後の方針の発表とともに、50年間の歴代制服をまとったフライトアテンダントが登場した。

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50周年を記念して“50”にちなんだキャンペーンを展開

 同社では、50周年の節目を記念して「50」に関連したキャンペーンを展開する。割引キャンペーンとして「50周年WEBスーパーはやトクん」を用意し、期間限定で日本の主要都市(東京・大阪・名古屋・福岡)発香港着便のエコノミークラスチケットを、2人分往復5万円で提供。同航空の香港行きエコノミークラス正規割引運賃としては過去最安値(1人分換算)となる。

 ブリティッシュ・エアウェイズ、アメリカン航空、日本航空などが参加するマイレージプログラム「アジア・マイル」のプレゼントキャンペーンも設定。日本―香港間の各種正規割引運賃チケットの購入者と、パッケージツアー「香港逃避行」の参加者が対象で、50人につき1人に、抽選で3万アジア・マイルがプレゼントされる。

エルメスや、ニナリッチを採用――FAの制服にも歴史

 会場には、在籍中のフライトアテンダント7人が歴代ユニホームをまとい登場した。日本就航初代を除く6着がコーポレートカラーのレッドを採用。時代のトレンドも取り入れており、ミニスカートが流行した1969〜1974年にはミニのワンピースにジャケットをはおったスタイルを制服に採用。その華やかさに筆者の目も釘付けになった。

photo キャセイパシフィック航空の現役フライトアテンダントの皆さん

 歴代制服のデザイナーも、そうそうたる面々が名を連ねる。波をデザインしたサイケ調のブラウスが特徴的な制服は、世界的に有名なデザイナー、ピエール・バルマンがデザインしたもので、1974〜1983年の間に採用されていた。次代の1983〜1990年はデザイナーにエルメスを起用。太いストライプをあしらったリボンにエレガントなラインのスーツを組み合わせている。

 続く1990〜1999年はニナ・リッチがデザインを担当した。丈が長めに作られたスーツにシンプルなストレートのスカートを合わせており、ブラウスは白襟にリボンや、開襟などいくつかのバリエーションから選べたという。1999年から現在に続いて着用されている制服は、香港の著名デザイナー、エディー・ラウによるもの。モダン・アジアを思わせるスリムなシルエットが印象的なスタイルだ。

photophoto 1954〜1962年の制服(左)と、初めてユニホームカラーに赤を採用した1962〜1969年の制服(右)
photophoto ミニスカートのワンピースを採用した1969〜1974年の制服(左)と、ピエール・バルマンデザインの1974〜1983年の制服
photophotophoto 1983〜1990年に採用されたエルメスデザインの制服(左)。この制服以降、シニアスタッフは紺、ジュニアスタッフは赤など、階級によって色使いを変えるようになった。ニナ・リッチデザインの制服は上品な印象(中央)。右は、現在採用されているエディー・ラウデザインの制服。

 100年に1度の不況といわれる中、経済状況に敏感な航空業界を取り巻く環境は厳しい。しかし、同社は「日本を最重要市場としてとらえ、便数の削減や機体の縮小はしない」(トニー・タイラー最高経営責任者)と語り、さらに「50年前に就航した羽田空港からの離発着も目指す」と長期の拡大目標も掲げる。今後も美しいフライトアテンダントたちや、50周年記念キャンペーンなどキャセイパシフィック航空から目が離せない。

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