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サソリの改造伝説、再び――フィアット、新生「アバルト」を設立+D Style News

フィアット車を限界までチューンし、その走りで多くの車好きを虜(とりこ)にした「アバルト」が本格的に再始動。新生Abarth & C.として、サソリのエンブレムを冠するに相応しい改造を施したモデルをラインアップしていくという。

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 伊フィアット グループ オートモビルズは、「アバルト」ブランドの本格的な復活に向け、同社が100%出資する子会社としてAbarth & C.を復活させた。また復活の第1弾プロジェクトとして「グランデプント」のチューニングカー「グランデプントアバルト」を9月からイタリアで販売する。

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グランデプントアバルト
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おなじみの“サソリ”エンブレム

 Abarth & C.は1950年代から1970年代にかけ、フィアット車を中心に独自のチューニングを施した車を制作、多くのレースで勝利を収めた会社。同社の車にはサソリのエンブレムがあしらわれ、世界中の車好きやレースファンを虜(とりこ)にした。その後フィアットに買収され、時代とともにアバルトの名が表舞台に出る機会は少なくなっていたが、今回、「過去の栄光を現代の栄光に」というコンセプトのもとで本格的な復活を遂げた。

 新生Abarth & C.の事業活動は、まず第1にモータースポーツで活躍するレースカーを制作すること。さらに一般向けのチューニングカー/パーツを販売し、ライセンス事業や物販事業を行っていく。

 グランデプントアバルトは2007末にスイスでも販売を開始し、その後も販売地域を拡大していく。今後はさらに生産体制を増強し、2008年の末にかけ、最低でも4車種の制作を予定しているという。

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