よりダイナミックなデザインに――新型プジョー「308」ついに日本発売:+D Style News
2007年9月に世界デビューを果たしたプジョー“3”シリーズの第8世代モデル「308」が、ついに日本でも販売される。エクステリアは「307」よりも隆起的でダイナミックに、室内は質感にこだわりながら個性的なデザインに仕上げられた。
プジョー・シトロエン・ジャポンは5月8日、プジョーの中核車種「307」の後継モデル「308」を発売すると発表した。6月2日より販売を開始する。価格は、5ドア・ハッチバックの「308 Premium」が299万円、同じく5ドア・ハッチバックで上級装備を採用した「308 Cielo」が345万円、3ドア・ハッチバックのスポーツモデル「308 GTi」が355万円。
先代の307から約7年ぶりにフルモデルチェンジを果たし、プジョー初の第8世代モデルとして登場した新型308。ボディサイズは全長で80ミリ、全幅で60ミリ拡大されながらも、全高は15ミリ下げられ、ロー・アンド・ワイドなスタイリングが強調された。
また、エクステリアには“Feline”(フェリーヌ/猫科の動物の意)と呼ばれる同社のデザインテーマが反映され、“つり目”風のヘッドライトや大きめのフロントエアインテーク、V字型に盛り上がったボンネットのデザインなどが立体感のあるフロントフェイスを作りだしている。またボディのサイドには尻上がりのラインがアクセントとして刻まれているなど、全体として従来よりダイナミックなデザインに仕上がった。ボディカラーは全11色(標準6色/受注生産5色)が用意される。
インテリアは素材の選択によって手触りや質感の向上が図られており、ダッシュボードは柔らかい素材で覆われ、個性的なデザインが採用された。また、フロントフェイスに見られるV字型の意匠をシートのステッチなどを各所に盛り込み、スポーティーなアクセントとしているほか、エアコンの吹き出し口やインパネなどの丸形デザインが特徴的で、シンプルながら高級感のある空間となっている。
エンジンは、プジョー・シトロエンとBMWが共同開発した1.6リッターの直噴ターボを採用。排気圧力を2つの経路に分けタービンの駆動効率を高めるツインスクロールターボチャージャーや、連続可変バルブタイミング機構の採用によって、燃費とパワーの両立が図られている。308 Premiumと308 Cieloには、最大出力140馬力(103kW)、最大トルク240Nm(24.5kgm)のエンジンが搭載され、4速ATと組み合わされる。スポーツモデルの308 GTiは、最大出力が175馬力(128kW)にまでチューンアップされ、6速MTとの組み合わせによりスポーティーなドライビングが楽しめる。
安全面では、ABSやESP(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)を標準装備するほか、ボディには正面からの衝撃を3系統に分散・吸収するプジョー独自の構造が取り入れられた。室内には7つのエアバッグシステムを備え、シートベルト装着アイコン表示灯なども取り付けられている。
そのほか、左右独立調整が可能なエアコンや花粉フィルター、6種類の香りからセレクトできるパフュームディフューザーなど、充実した標準装備を用意した。また、308 Cieloと308 GTiには、先代の「307SW」に匹敵する広さを持つ電動サンシェード付きパノラミック・ガラスルーフが搭載されているほか、レザーで統一された受注生産の特別内装“インテグラル・レザー”を選択することもできる。
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