富士重工業は4月14日、2009年7月から市場導入する予定の電気自動車「スバル プラグイン ステラ」のプロトタイプを開発、環境省に15台を提供すると発表した。
環境省は「低炭素社会づくり行動計画(2008年7月閣議決定)」に基づき、電気自動車の普及拡大を図るため、次世代自動車の導入促進事業を行っている。スバル プラグイン ステラは、この計画の対象車種に選ばれた。神奈川県に4台、愛知県に3台、大阪府に3台、兵庫県に3台、横浜市に1台、郵便事業株式会社に1台、それぞれ2009年6月まで貸与され、カーシェアリング形態で運用される。
スバル プラグイン ステラのプロトタイプの乗車定員は4人。リチウムイオンバッテリーを使用しており、最高速度は時速100キロ、1充電航続距離は80キロ。富士重工業では「今後、量産化されるモデルは、今回のプロトタイプと基本的に同一の仕様となる」としている。
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