撮っても楽しい見ても楽しい、プロジェクター搭載 防水ハンディカム「HDR-GWP88V」(1/2 ページ)
防水や耐衝撃性能を備えたタフネスビデオカメラというと、すっかりGoPROのようなアクションカム系が話題の中心となっている感じのある昨今だが、縦型(グリップ型)のビデオカメラにも面白い製品が登場した。ソニーのハンディカム「HDR-GWP88V」だ。
防水タイプの縦型ハンディカムとしては、昨年に「HDR-GW77V」(レビュー)が登場しており、新製品は基本的にはこの上位モデルといえるのだが(HDR-GW77Vは生産終了)、プロジェクターと自分撮りボタンがプラスされている。なんとも興味深い製品なのだ。
防水ビデオカメラとしてはやや大柄
昨年発売されたGW77Vはタフネス性能を備えた製品ながら小型軽量で、とくに未使用時の厚みは可動式の液晶を搭載しているとは思えないほどだった。GWP88Vは液晶部分にプロジェクターを搭載したためか、108.5(幅)×70(高さ)×40(奥行き)ミリとそれなりのサイズになっている。ストラップホールもあるのが首から下げるサイズとは言い難く、持ち歩き時にはチョークバッグのようなバッグやポーチが必要だろう。
操作には主にタッチパネルを利用することもあり、ボタン類はシンプル。握った際に親指が当たる位置にズーム操作用のリングと録画開始/停止のボタン、静止画撮影ボタンがまとめられており、その少し上にはプロジェクターのON/OFFボタンがある。撮影レンズの下、握ったときに人差し指が当たる部分には自分撮り用ボタンがある。
ボタンの押し心地はカチッではなくフニャっとした感じ(下にラバーを介して防水といるのだろう)なのだが、実用上の問題はない。GW77Vではズーム操作をレバーで行う形式だったが、GWP88Vではリング式になり、ホールドしながらの操作性はこちらの方が上だろう。ただ、頻繁にズームイン/アウトと録画/停止を繰り返す使い方をする際には、右手親指1本で録画/停止とズーム操作を繰り返すのは煩雑に感じた。
デフォルトの設定だと自分撮りボタンは液晶を180度回転させ、自分撮りのスタイルにしないと機能しないのだが、これを設定メニューから「常時有効」に変更すれば、右手人差し指で録画/停止、右手親指でズームイン/アウトと操作系を変更できる。好みに応じて変更したい。
レンズは35ミリ換算29.8ミリ相当(動画撮影時、16:9)からの10倍ズームで、広角側はF1.8と明るい。撮像素子は裏面照射型“Exmor R”CMOSセンサーで、総画素数は543万画素。このあたりはGW77Vと同じ。手ブレ補正は「スタンダード」「アクティブ」が選択でき、光学+電子補正の「アクティブ」時にはやや画角が狭くなる。この仕様もGW77Vと同じだ。
タフネス性能は、水深10メートルで連続60分利用可能な防水性能、IPX5準拠の防じん性能、1.5メートルの落下に耐える耐衝撃性能、-10度でも利用可能な耐寒性能となっており、GW77Vに比べると耐水性能がアップ(GW77Vは水深5メートルで連続60分)し、耐寒性能がプラスされている。耐えられる水深が10メートルになるとダイビングでの使い勝手が増すし、耐寒性能が追加されたことで冬のゲレンデでも安心して利用できる。
ただ、タッチパネルが静電容量式なので、水にぬれた状態ではタッチパネルの感度がかなり低下する。方式による制約なので仕方ないのだが、再生状態から録画ボタンへの移行は画面のカメラアイコンをタップするしかないので、ちょっと閉口した。再生→録画への移行だけでも録画ボタンのプッシュで移行して欲しい。
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