Gレンズと裏面照射CMOS“Exmor R” サイバーショット「DSC-WX1」
ソニーが「Gレンズ」と「裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”」を搭載したサイバーショット「DSC-WX1」を発売。
ソニーは8月6日、“サイバーショット”の新製品「DSC-WX1」を9月18日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後。
「金属の板からカメラを切り出す」イメージでデザインされた、金属感にあふれるデザインが特徴だが、中身にも「裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”の搭載」という大きな特徴がある製品。
裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R"は、通常は表側(配線側)にある受光面を裏面へと変更、あわせて、専用フォトダイオード構造とオンチップレンズを新開発することで高画質化に必要となる高感度/低ノイズを実現した。感度は約2倍へと高められており、暗所ノイズも半分に低減されている。
撮影モード「手持ち夜景」では、1回のシャッターで6枚の画像を連写して重ね合わせることでノイズ量を半分に抑制しており、「Exmor R」と「手持ち夜景」を組み合わせた際には、既存製品比でノイズを1/4に抑制するという。なお、搭載するExmor Rの画素数は有効1020万画素となっている。
レンズは同社高性能レンズ「Gレンズ」を搭載しており、焦点距離は35ミリ換算24〜120ミリ。F値は2.4-5.9。構造的にCCDより高速なデータ読み出しが可能なCMOSの利点を生かした、フル画像サイズ・10コマ/秒の高速連写も可能だ。この高速連写時にもシャッターは電子シャッターではなく、メカシャッターで撮影されるため、高速で動く被写体にゆがみが生じることもない。
DSC-HX1」と同様の、カメラを“振る”ことでパノラマ写真が撮影できる「スイングパノラマ」を備えるが、24ミリスタートのレンズを搭載することで最大256度のパノラマを1度に納めることが可能となった(DSC-HX1は最大224度)。シーン自動認識機能や顔検出、笑顔検出などの機能は既存シリーズ製品をほぼ踏襲するが、フレーム内の動きを検出してシャッタースピード/ISO感度を自動コントトールする「動き検出」も加味され、より高機能化が図られている。
記録メディアはメモリースティックデュオ/PRO デュオ/PRO-HG デュオで、約11Mバイトのメモリも内蔵する。背面液晶は2.7型(23万画素)の「クリアフォト液晶」で、サイズは90.5(幅)×51.8(高さ)×19.8(奥行き)ミリ、約120グラム(本体のみ)。
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