レビュー
多機能を自在に操る3つのダイヤル――ソニー「NEX-7」を試す(後編)(4/4 ページ)
ソニーのミラーレス最上位機「NEX-7」は、多機能を直感操作するための仕掛けとして「トライダイヤルナビ」を搭載。このユニークなUIを中心に、NEX-7の機能と使い勝手を紹介します。
小型ボディに凝縮された多彩な機能
撮影モードは、シーンの自動認識が機能する「iAUTO」モードのほか、プログラムAE、絞り優先AE、シャッター優先AE、マニュアル、スイングパノラマ、3Dスイングパノラマ、人物ブレ軽減、シーンセレクションの計9モードが用意されます。このうちシーンセレクションでは、さらに「ポートレート」や「手持ち夜景」などの8モードを選択できます。
付加機能としては、画像に特殊効果を加える11種類(15タイプ)の「ピクチャーエフェクト」や、高速連写と画像合成によって広階調の画像に仕上げる「オートHDR」、笑顔のタイミングで自動的に撮影を行う「スマイルシャッター」などを従来モデルから継承しています。
動画は、60pのフルハイビジョン記録に対応。絞りやシャッター速度をマニュアル設定したり、ピクチャーエフェクトやクリエイティブスタイルを適用することも可能です。
NEX-7 & E 55-210mm F4.5-6.3 OSS でのハイビジョン動画
NEX-7 & E 55-210mm F4.5-6.3 OSS でのハイビジョン動画
GPSやカメラ内RAW現像機能はありませんが、最上位モデルにふさわしい撮影機能は網羅しています。というより、搭載機能の豊富さよりも、トライダイヤルナビなどによって基本機能の操作性にこだわったことがNEX-7の大きな魅力といえます。デザインと操作性、画質の3つを両立させた、今、最も先進的なカメラのひとつといえるでしょう。
関連記事
- 有効2430万画素の描写力を検証――ソニー「NEX-7」を試す(前編)
APS-Cセンサーでは最多の画素数を誇るソニー「NEX-7」が登場。被写体のディテールをきっちりと再現できる解像力の高さに注目です。レビューの前編は作例写真を中心にお伝えしましょう。 - 写真で見る、NEX-7
昨年夏に発表されながら、タイ洪水被害の影響で発売日が延期されていた「NEX-7」がまもなく販売開始となる。そこで新製品を写真で紹介する。 - ソニー、「NEX-7」カタログ連動の拡張現実Androidアプリ
ソニーマーケティングはNEX-7のカタログに記載されているARマーカーをスキャンすることで、開発ストーリーなどのコンテンツを楽しめるAndroidアプリ「QUALITY SCAN!」を提供開始する - 「Nikon 1」「NEX-7」など対応した「Lightroom」「Camera Raw」最新版
アドビシステムズはPhotoshop LightroomならびにPhotoshop Camera Rawの最新版を提供開始した。 - 「NEX-7」「α65」の発売日が決定
タイ洪水の影響で発売日が未定になっていた「NEX-7」「α65」の発売日が決定した。 - NEXの本質を鮮明にした新世代機 ソニー「NEX-5N」
「NEX-5N」は見た目こそ前モデルから大きな変更はないが、タッチパネルの導入で操作性を向上させながらシンプルさも失っていない。「NEX」の本質にまた一歩迫るモデルといっていい。 - 動画で見る、「NEX-7」の新UI「トライダイヤルナビ」
ソニーが先日発表したデジタルカメラ「NEX-7」に搭載されたユーザーインタフェース「トライダイヤルナビ」について、写真と動画で解説する。 - ミラーレス市場を1000万台規模へ 他社参入は「歓迎」――ソニー発表会
ソニーが「α」「NEX」などデジタルカメラの新製品発表会を行った。ソニーは「小型一眼」という表現を用い、いわゆるミラーレス市場の拡大、新市場の創造を狙う。 - Eマウント初のカールツァイス「Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA」
ソニーは、Eマウントレンズとしては初のカールツァイスレンズ「Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA」(SEL24F18Z)を12月上旬より販売開始する。価格は10万3950円。 - 「7」をまとった唯一無二のスナップカメラ「NEX-7」
ソニーがEマウントを採用したデジタルカメラ「NEX-7」を発売する。“7”を名乗り、「唯一無二のスナップカメラ」を目指して開発された。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.