光学22倍ズーム&Wi-Fiなど、スリム&高倍率を突き詰めた「COOLPIX S」新製品
ニコンが光学22倍ズーム&Wi-Fiの「COOLPIX S9500」など、スリム&高倍率レンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S」シリーズの新製品4製品を発売する。
ニコンは1月29日、スリム&高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S」シリーズの新製品「COOLPIX S9500」「COOLPIX S9400」「COOLPIX S6500」「COOLPIX S5200」を2月上旬より販売開始すると発表した。
製品名 | 撮像素子 | レンズ | Wi-Fi | GPS | 実売想定価格 |
---|---|---|---|---|---|
COOLPIX S9500 | 1/2.3型 有効1811万画素 | 22倍 25〜550ミリ相当 | ○ | ○ | 3万3000円前後 |
COOLPIX S9400 | 1/2.3型 有効1811万画素 | 18倍 25〜450ミリ相当 | ―― | ―― | 3万円前後 |
COOLPIX S6500 | 1/2.3型 有効1602万画素 | 12倍 25〜300ミリ相当 | ○ | ―― | 3万円前後 |
COOLPIX S5200 | 1/2.3型 有効1602万画素 | 6倍 26〜156ミリ相当 | ○ | ―― | 2万5000円前後 |
光学22倍ズーム、GPSも備えた「COOLPIX S9500」
COOLPIX S9500は光学22倍(35ミリ換算25〜550ミリ相当)ズームレンズを搭載しながら、本体の厚みを30.7ミリに押さえた高倍率スリムモデル。望遠撮影については「ダイナミックファインズーム」との併用で1100ミリ相当まで、電子ズームを併用すれば2200ミリ相当まで引き延ばすことが可能だ。
裏面照射CMOSと画像処理エンジン「EXPEED C2」、それにノイズ低減処理技術による高感度低ノイズ撮影とモーション検知、レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能、フラッシュ制御を組み合わせた「夜撮りキレイテクノロジー」により、スマートフォンでは撮影しにくい夜景や夜景+人物といったシチュエーションでもきれいな写真を撮れる。
Wi-Fiによるスマートフォン連携機能も備えており、スマートフォンへ画像を転送するほかにも、アプリ「Wireless Mobile Utility」をインストールしておけば、スマートフォンをライブビューリモコンとして利用することも可能だ。リモート時にはシャッター操作のほか、ズーム操作や画像自動転送のON/OFFも行える。
フル画素で約7.5コマ/秒の連写が可能なほか、A-GSPファイル対応のGPSも搭載しており、写真に位置情報や地名を記録できる。動画はもちろんフルHD動画を撮影可能で、スローモーション動画や早送り動画も楽しめる。
18倍ズームのファミリーカメラ「COOLPIX S9400」
COOLPIX S9400は往倍率&スリムのシリーズコンセプトをシンプルに体現したモデル。レンズは35ミリ換算25〜450ミリ相当の光学18倍ズームで、「ダイナミックファインズーム」時には900ミリ相当の望遠撮影が行える。撮像素子には1/2.3型 有効1811万画素を組み合わせる。
上位モデルS9500と同様にフル画素で約7.5コマ/秒の連写が可能で子どもの笑顔など大切な一瞬を撮り逃さないほか、「夜撮りキレイテクノロジー」も備えており、薄暗い室内や夜間の屋外でも高画質な撮影を楽しめる。背面には屋外でも見やすい有機ELディスプレイを搭載する。カラーはエレガントホワイト、マットブラック、プラウドシルバー、ヴェルヴェットレッドの4色。
つながる高倍率、メイクアップも豊富「COOLPIX S6500」
COOLPIX S6500は光学ズーム倍率こそ前述の2モデルに比べて控えめながら(光学12倍、35ミリ換算25〜300ミリ相当)、「夜撮りキレイテクノロジー」や顔検出/被写体予測/9点全体とAFモードが自動的に切りかわる「ぴったりAF」など、カメラの基本性能を高めた高倍率ズームモデル。
Wi-Fiによるスマートフォン連携機能も搭載しており、本体に備える画像加工機能「クイックエフェクト」では再生毛万から各種のエフェクトを適用可能で、「撮影/加工/保存」の3ステップで簡単に画像加工を楽しめる。人物をメイクするようにレタッチする「メイクアップ効果」も適用でき、肌の色調補正のほかにも、クマ軽減や歯のホワイトニングなども行える。
サイズは約95.4(幅)×58.3(高さ)×26.3(奥行き)ミリ、約153グラム(バッテリー、SDメモリーカード含む)。カラーはマンダリンオレンジ、スマートブラック、グロッシーレッド、アクアブルー、ナチュラルホワイトの5色。
Wi-Fi搭載スタンダード「COOLPIX S5200」
COOLPIX S5200はWi-Fi機能を搭載したスタンダードタイプで、撮像素子に1/2.3型 有効1602万画素裏面照射型CMOSセンサー、レンズは光学6倍(35ミリ換算26〜156ミリ相当)を組み合わせる。性能と本体サイズの良好なバランスを狙っており、厚さは21.3ミリに押さえられている。
撮影機能は他のシリーズモデルとほぼ同等で、スマートフォンでは撮影しにくい夜景や夜景+人物といったシチュエーションでもきれいな写真を撮れる「夜撮りキレイテクノロジー」や、顔検出/被写体予測/9点全体とAFモードが自動的に切りかわることで被写体を問わずに高精度なAFを可能とする「ぴったりAF」を搭載する。
本体サイズは約97.7(幅)×58.4(奥行き)×21.3(奥行き)ミリ、約146グラム(バッテリー、SDメモリーカード含む)。本体カラーはスカイブルー、クリスタルシルバー、グロッシーレッドの3色を用意する。
関連記事
- ひらがなもーど:ニコン、“親子で使える”タフデジカメ「COOLPIX S31」
公園でも砂場でも問題なし。「ひらがらモード」も搭載し、「子どもが使える」「子どもと使える」タフネスカメラ「COOLPIX S31」をニコンが発売する。 - ニコン、乾電池駆動の2000万画素スタンダード「COOLPIX L82」
ニコンから乾電池駆動で2000万画素オーバーのコンパクトデジカメ「COOLPIX L82」が発売される。 - 18メートル防水、Wi-Fi対応タフネスデジカメ「COOLPIX AW110」
ニコンからタフネス性能を備えたデジタルカメラ「COOLPIX AW110」が発売される。PADIオープンウォーターライセンスに対応する18メートル防水で、Wi-Fiによるスマホ連携も搭載した。 - ニコン、乾電池駆動の30倍ズームデジカメ「COOLPIX L810」
ニコンは乾電池駆動に対応したデジタルカメラ「COOLPIX L」シリーズの新製品として、30倍ズームレンズを備えた高倍率ズーム機「COOLPIX L820」を発売する。 - 「高画素・高倍率・暗い場所でもキレイ」が開発ポイント――ニコン、COOLPIXシリーズ6製品を新発表
ニコンがCOOLPIXシリーズ6製品を新発表した。ユーザーニーズが高い「高画素・高倍率・暗い場所でもキレイ」という3大ポイントを踏まえ、既存モデルからスペックを向上。さらに、タフネス仕様の個性派モデルも初投入する。 - 夜もキレイ、スリムな10倍ズーム「COOLPIX S6200」
ニコンはコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」の新製品として「COOLPIX S6200」を発売する。10倍ズームレンズを搭載しながら薄型鏡胴などの採用で厚みを押さえた。 - 1600万画素&14倍ズームのスリムコンパクト「COOLPIX S8200」
ニコンは1610万画素裏面照射型CMOSセンサーと14倍ズームレンズを搭載したスリムコンパクト「COOLPIX S8200」を発売する。主被写体をカメラが予測してピントを合わせる「ターゲットファインドAF」も搭載した。 - 静電式有機ELディスプレイに裏面照射CMOS 「COOLPIX S100」
ニコンから厚さ18ミリのスリムボディに静電式タッチパネルの有機ELディスプレイ、裏面照射型CMOSセンサーを搭載した「COOLPIX S100」が発売される。 - 新シリーズ「AW」登場、タフネス性能を備えた「COOLPIX AW10」
ニコンが同社コンデジとして初めて防水・対衝撃・耐寒性能を備えた「COOLPIX AW10」を発売する。測位時間の短縮を目指したコンパス付きGPSも搭載する。 - バリアングル液晶搭載、シリーズフラグシップ「COOLPIX P7100」
COOLPIX」シリーズのフラグシップモデル「COOLPIX P7100」が発売される。定評ある撮像素子やレンズはそのままに、バリアングル液晶など操作性を高める工夫を盛り込んだ
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.