第38回 iPhoneで全天球パノラマに挑戦するのだ:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/2 ページ)
iPhoneでパノラマ写真と言えば、240度ぐらいの写真。だけれども、パノラマ=横長(縦長)写真とは限らない。360度ぐるりと全周の「全天球写真」を撮れるアプリがあるのでそれで遊んでみようではないか。
世界中のいろんな全天球パノラマを見よう
Sphereを起動すると最初に現れるのが「DISCOVER」画面。
ここでテーマ別のコレクションや、主なパノラマ作家、さらにスタッフのピックアップなどから世界中のいろんなパノラマを楽しめるし、右上の検索をタップして、地名を入れてやれば、その周辺で撮られた全天球パノラマを鑑賞できる。
例えば「銀座4丁目」で献策すれば、わたしが撮った銀座4丁目の夜景パノラマが出てくるはずだ。かくして、世界中のいろんな場所のパノラマを楽しめるので、自分で撮らなくても、このアプリを落としてきていろんなパノラマを楽しむだけでもOK。
でもせっかくの年末年始、どこかへ出かけたり帰省したりしたら、Sphereを使ってその場所を全天球で残しておくと、普通の写真とは違った楽しさがあるのでぜひお試しアレ。
THETAで撮ったパノラマをSphereにアップする
FacebookでSphereの話題が出てきたのは、実はTHETA仲間から「THETAで撮った画像をここにアップすると面白いよ」という話がはじまり。
THETA(リコーイメージングの「RICOH THETA」)というのは1回のシャッターで一瞬で全天球パノラマを撮ってくれる特殊なカメラの事で、iPhoneと連動して使えるのが楽しいのだ。まあ4万円くらいするのがアレなんだけど、好きな人はもう毎日のように使って遊んでるわけで、興味がある人はぜひ。
で、わたしがSphereにアップしてるパノラマの多くがTHETAで撮ったものなのだ。夜の銀座4丁目パノラマもそう。THETAで撮った画像をパソコンをいったん通して、iPhoneのカメラロールに保存し、Sphereからカメラロールに保存した画像を使うってのを選んでやればいい。
THETAで撮った写真を転送するとき、わたしは、Dropboxを介している。THETAで撮った写真をパソコンに読み込む → Dropboxに入れる → iPhoneのDropboxアプリからカメラロールに保存 → Sphereでカメラロールから……と手間は多いんだけど、今のところiPhone用THETAアプリから元画像をカメラロールに書き出すことができないので仕方ない。
将来、その機能がつけば(春にはあれこれ機能強化される予定ということなので、その頃にはできるかも)もっと簡単になる。THETAの話はちょっとこの連載の趣旨と外れちゃうので詳しくは書かないけど、面白いので興味が出た人はレビューを見てくださると幸いです(→レビュー:取り巻くすべてを撮影する全天球カメラ「RICOH THETA」で遊ぼう)。
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