スマホ連係強化、軽量化進めた「DSC-WX350」など、サイバーショット「WX」新製品
ソニーはサイバーショットの新製品「DSC-WX350」「DSC-WX220」「DSC-W810」を発売する。WX350/WX200はベストセラー「WXシリーズ」の特徴を受け継ぎ、画像処理エンジンの進化で画質を高め、スマホ連係も強化した。
ソニーは2月12日、サイバーショットの新製品「DSC-WX350」「DSC-WX220」「DSC-W810」を3月7日より販売開始すると発表した。いずれも価格はオープン。WX350とWX220は画像処理エンジンがα7などに採用されている「BIONZ X」へと進化し、画質を高めたほかAF性能も向上した。
製品名 | 撮像素子 | レンズ | 実売想定価格 | その他 |
---|---|---|---|---|
DSC-WX350 | 1820万画素 Exmor R | 20倍ズーム | 3万3000円前後(税込) | BIONZ X、Wi-Fi、NFC |
DSC-WX220 | 1820万画素 Exmor R | 10倍ズーム | 2万6000円前後(税込) | BIONZ X、Wi-Fi、NFC |
DSC-W810 | 2010万画素CCD | 6倍ズーム | 1万3000円前後(税込) | パーティーモード、動画ボタン |
WX350はWX220は画像処理エンジンに従来比3倍の処理能力を持つ「BIONZ X」を搭載。回折現象の低減、ノイズリダクション処理の向上、細部質感の表現力向上などを実現したほか、カメラが自動的にバランスのとれた構図としてくれる「オートフレーミング」も搭載。AFについても被写体の大きさを認識して追尾AFのフレームサイズを変化させる「ロックオンAF」を備えることで動く被写体への合焦率を向上させている。
レンズはWX350が35ミリ換算25〜500ミリ相当の光学20倍ズーム、WX220が25〜250ミリ相当の光学10倍ズームを搭載。高倍率ズーム搭載モデルだが、動画撮影時には前後フレームの情報も参照して手ブレの補正を行う手ブレ補正機能「インテリジェントアクティブモード」を利用でき、より強力にブレを低減する。
フルオート撮影モードの「プレミアムおまかせオート」もBIONZ Xの進化から被写体ブレ軽減機能が強化されているほか、暗いシーンでの記念撮影をきれいに写す「アドバンスフラッシュ」を備えた。「トイカメラ」や「ポップカラー」などの効果を得られる「ピクチャーエフェクト」は13種類を用意する。
Wi-FiとNFCを備えており、NFCを使用して対応スマートフォン/タブレットとの素早い画像共有を行えるほか、スマートフォンをリモコンとして使用することもできる。リモート撮影を行うと、撮った写真を自動でマートフォンへ転送させることも可能だ。WX350は撮影時重量約164グラムで、これは光学20倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラとしては世界最軽量(同社)だ。
DSC-W810はCCD搭載のローエンドモデル。有効2010万画素のSuper HAD CCDセンサーに、35ミリ換算26〜156ミリ相当の光学6倍ズームレンズを組み合わせる。背面のボタン配置をシンプルにすることで迷いなく操作できるようにしたほか、「動画」ボタンを用意し押すだけの動画撮影を可能としている。撮影機能としては、ISO感度や露出、彩度などをカメラが自動設定することで室内など光量の少ない場所でも明るいパーティー写真を撮れる「パーティーモード」を用意している。
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