1型センサー×高倍率ズームの“すごい”カメラ――「LUMIX DMC-FZ1000」(4/4 ページ)
有効約2000万画素の1型センサーという、コンデジで最高クラスの撮像素子と、F2.8〜F4の明るい高倍率ズームの組み合わせは、どんな絵が撮れるのか。じっくり検証していこう。
そのほかの作例はこちら。今回は作例多めで。
iAモードでカメラを向けたら自動的に料理と判定。パナソニックの料理モードはなかなか優秀でメシウマに撮れます。お店でFZ1000を引っ張り出すのはなかなか目立つけど。ISO1000でもこの画質(39mm相当 1/80秒 F3.1 ISO1000)
カメラ1台で済ませたい人に超おすすめ
FZ1000は広角から望遠までまんべんなくいけるし、動画もコンデジとしては最高レベルで、操作性もレスポンスもよいし、EVFを覗いてしっかり撮ることも、モニターを開いてフリーなアングルで撮ることも、スマホをリモコンとして撮ることもできる。そして1インチセンサーならではの、その辺のコンデジとは一線を画すハイエンド機画質なのである。
なんともすごいカメラを作ってくれたもんである。おかげで、FZ1000を持ち歩いてると無駄に何でも撮っちゃう。
大きさや重さを考えればミラーレス機に高倍率ズームをつける方が軽かったりするが(例えばパナソニックのEVF搭載ミラーレス機DMC-G6にLUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6(28〜280ミリ相当)という組み合わせだと、G6の方が軽い)、広角側も望遠側もFZ1000の方が優れているしF2.8-4.0と明るいので汎用性が高い。
まあ大きくて重い(撮影時重量は800グラム以上。使ってみるとそこまで重くは感じないけど)から「持ち歩く」という時点でハードルが高くなるのだけど、レンズ一体型ならではの機動力は魅力的で、普段の撮影でもうちょっと望遠が欲しいなあと思う人はこれを手に取って見るべし。わたしも個人的に欲しいくらい。
いやあ、このクラスのカメラで気軽にハイクオリティな400ミリを楽しめてなおかつ4K動画もいけるなんて時代は進んだものだと思うですよ。最近のパナソニックはあなどりがたし。
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