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» 2011年01月18日 12時00分 公開

非対応でも気にしない! Macでソニー「Reader」を使おう【自炊編】 (3/3)

[広田稔,ITmedia]
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ポイント3 モノクロ/スーパーファインで取り込むべし

 Readerでの見やすさを考えて、ScanSnapのスキャン設定にもこだわりたい。カラーモードは、基本的に「白黒」でOK。モノクロにしたほうが文字がしゃっきりして読みやすいし、ファイルサイズも小さくて済む。図版を重視する場合のみ「グレー」で取り込むといい。この辺りについては、同じE inkを採用するKindleの記事が参考になるだろう。

 画質は「スーパーファイン」をお勧めしたい。ノーマル/ファイン/スーパーファイン/エクセレントと4段階あるが、ノーマルとファインではコピー機を通したように文字が少しかすれてしまう。スーパーファインなら、ページプリンタで印刷したようなきれいさだ。筆者の基本的な取り込み設定は以下のような感じだ。

取り込み設定は基本的に「白黒」「スーパーファイン」がオススメ。ついでに「オプション」で「文字をくっきりします」をオンにしておくといいだろう
左がグレー、右が白黒で取り込んだもの。白黒の方が文字がしゃっきりする
取り込み設定 ファイルサイズ
白黒/スーパーファイン 39.4Mバイト
白黒/ファイン 23.2Mバイト
白黒/ノーマル 16.4Mバイト
グレー/スーパーファイン 53.2Mバイト
122枚/233ページの文庫本を取り込んだ場合のファイルサイズ。すべてテキスト検索はオンにした

ポイント4 検索用の文字を埋め込むべし

 スキャン設定では、「検索可能なPDFにします」にもチェックを入れておくといい。スキャン後にOCRを実行してテキストを埋め込んでくれるようになる。日本語認識の精度も結構高く、筆者が試した限りでは、ほぼ原文のまま取り込まれた。

 この設定をオンにしておくことで、Reader上で検索が可能になる。例えば、誰かのブログで引用されていた文章が気になった場合に、キーワードで検索して該当個所を読むことが可能だ。また、テキストを埋め込んでおくことで、マーカー機能で気になった文をメモしておき、あとで一覧から内容を確認しながらたどれるようになる。

「ファイル形式」タブで「検索可能なPDFにします」を恩にしておくことで、文字を認識してくれる。後処理の時間が数分かかって、ファイルサイズが数Mバイトほど増えるが、メリットのほうが大きいのでオンにしておくといいだろう
キーワードを入力して検索すると、該当する個所をハイライトしてくれる

 また、テキストを埋め込んでおくと、マーカーを付けることができる。普通は付属のスタイラスペンを使うが、一応、手でもマークすることが可能だ。

ポイント5 読むときは横幅に合わせてズーム

 スキャンが終わったら、あとはドラッグ&ドロップでReaderに転送して読むだけ。ただし、標準状態では、スキャンした文庫本と画面の縦横比が合わずに左右に「黒帯」(正確にはグレー帯)が入って表示される。より文字を大きく表示するために、ズームボタンを押し、横幅に合わせてページを拡大しよう。そのまま画面右上の「ロック」を押せば、書籍を読み終わるまで拡大表示が続く。

「ズーム」を押して、横幅に合わせてPDFを表示するように変更しよう

 以下は、モノクロ/スーパーファインの設定で取り込んだPDFをページ送りしたところ。ボタンを押してから若干待たされる印象だが、個人的にはそこまで不満はない。ちなみに自炊したPDFは左開きになるため、ページを進めるときは「>」ボタンを押すことになる。

 ということで、MacでReaderを活用する手段について、今回は手持ちの文庫本をスキャンする方法について、作業ポイントを交えながら紹介した。次回は、別の電子書籍ストアからの「お取り寄せ」について解説しよう。

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