又吉さんの『火花』が累計169万部に。芥川への手紙形式で、自らの創作にかける思いをつづった「芥川龍之介への手紙」が「文學界」9月号に掲載される。
出版に関わる法的な諸問題について、網羅的に解説した単行本『出版をめぐる法的課題 その理論と実務』を刊行した。
2015年1月から施行された改正著作権法については、出版権の解説・設定契約の実務的対応、出版契約の解釈ほか、コンテンツの二次的利用や中間生成物(版下・製版フィルム・原稿など)の所有権や帰属権、映画・ドラマ化のための契約などについて、弁護士や大学教授、元裁判官の32人が執筆した。
出版関係者が日常実務の中で突き当たる課題をテーマごとに5章に分けた。編著は早稲田大学大学院教授の上野達弘氏と西口元氏。上野氏は7月31日、東京・神楽坂の日本出版会館で書協・研修委員会が主催する「著作権実務講座」で講演する。
文藝春秋が8月7日に発売する「文學界」9月号に、又吉直樹氏の最新原稿となるエッセイが掲載される。タイトルは「芥川龍之介への手紙」。芥川への手紙形式で、自らの創作にかける思いをつづっているという。
また、同社は『火花』を25万部増刷することを決定。累計発行部数は169万部(17刷)となる。
トーハンは7月28日、取締役会を行い、イズミヤ(株)から同社の子会社であるアバンティブックセンター(大阪・西成区)の全株式を取得することを決議し、同31日にイズミヤと株式譲渡契約を締結した。
アバンティブックセンターは1988年3月に設立。現在、大阪、兵庫、京都などに56店舗を構え、売上高74億円(2015年3月期、決算期変更により13カ月分)を計上している。イズミヤは総合小売業のチェーンストア。95店舗を運営し、売上高は3137億円(3月期)。
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