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Androidを搭載した7型タブレットが市場をけん引? 国内のタブレット端末市場動向
シード・プランニングがまとめた日本国内のタブレット端末市場動向によると、Androidを搭載したタブレットは同市場の大半を占めており、ディスプレイサイズも二極化していることが分かった。
タブレット端末の市場動向をレポート
「搭載OSはAndroidが最多、10社15製品で採用」「画面サイズは、文庫本サイズの7型が最も多く11製品」――シード・プランニングは1月13日、日本国内のタブレット端末市場動向についての調査結果をまとめた。
調査の対象となったのは、日本国内でタブレット端末を発売もしくは発売を予定している13社25製品。調査結果によると、2010年11月末時点で発売、または発売を予定しているタブレット端末のうち、10社15製品でAndroidがOSに採用されていたとしており、今後、AndroidとWindowsのシェア争いが注目だという。
ディスプレイサイズについては、文庫本相当の7型が最も多く11製品。続いてA5サイズ相当の9型〜11型が12製品(9型が6製品、10型が5製品、11型が1製品)となっており、市場は大きくこの2つのセグメントがあるといえそうだ。
また、2015年までの市場規模予測も行われており、タブレット端末の日本市場は2台目のニーズを捉えていたネットブックと個人向けのノートパソコンの需要、業務用端末としての需要を取り込み、2015年には2010年の約10倍となる800万台の市場となるとレポートしている。
同調査結果の詳細は、「タブレット端末の市場動向とアプリストアの現状 〜iPad、アンドロイド端末等の製品動向、メーカー戦略、市場動向〜」として同社から10万5000円で販売されている。
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