SCO、ライセンス収入激減で赤字拡大

米SCO Groupの2〜4月期決算は、売上高が半減、最終損益は赤字となった。SCOsource部門のライセンス収入が前年同期の825万ドルから、1万1000ドルへと大きく減少したことが響いている。

» 2004年06月11日 08時40分 公開
[ITmedia]

 米SCO Groupが6月10日発表した同社第2四半期(2〜4月期)決算は、売上高が1013万7000ドルと、前年同期の2136万9000ドルから半減、最終損益は1495万9000ドル(1株当たり1.06ドル)の赤字となった。前年同期は450万ドル(同33セント)の黒字を出していた。

 SCOsource部門のライセンス収入が前年同期の825万ドルから、1万1000ドルへと大きく減少したことが響いた。純営業赤字は940万7000ドルで、UNIX事業合理化コスト68万2000ドルや特別経費を除くと658万6000ドルとなる。

 5〜7月期は売上高1000万〜1200万ドルを予測。UNIX部門の営業経費は前期比・前年同期比で減少を見込む一方、SCOsource部門では、UNIXの知的財産を守り、法廷での積極的な主張展開を続ける中、現在とほぼ同じ水準が続くと見込んでいる。

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