MS、ISA Server 2004日本語版を発表

マイクロソフトは、ファイアウォールやWebキャッシュ機能を持つISA Server 2004日本語版を8月2日から発売する。

» 2004年07月21日 19時16分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは7月21日、ファイアウォールやWebキャッシュ機能を持つ「Microsoft Internet Security & Acceleration Server 2004 Standard Edition」(ISA Server 2004)日本語版を8月2日から発売すると発表した。

 ISA Serverは、ファイアウォール/VPN/Webキャッシュ機能を提供するサーバソフト。最新版では、ネットワークセキュリティとパフォーマンス強化の観点から強化した。

 ファイアウォール機能としては、HTTP/SMTP/RPC/DNS/POP3といったアプリケーションレイヤでのフィルタが行え、ファイルの種類やファイル名、Webページ、電子メールなど指定したキーワードに基づいて遮断できるほか、Active Directoryのドメインに既に存在するグループごとにアクセス制御を行えるなど柔軟性を増した、という。

 VPN機能では、Windows Server 2003の検疫制御と連動して、VPNクライアントに対して、セキュリティ要件を満たしているかの検疫を行う機能を提供。要件を満たすために特定のサーバへ制限付きのアクセスだけを許すことが可能だ。「Exchange Server 2003」のサーバ公開ルールでは、ウィザードによってExchange Outlook Web Access(OWA) SSL接続を作成でき、Webサーバとクライアントのセキュリティを強化できる。

 Webキャッシュ機能では、Webサーバのコンテンツを高速RAMキャッシュと、人気の高いオブジェクトを事前にキャッシュするインテリジェントキャッシュ機能で高速なアクセスを可能にした。

 そのほか、構成ミスを防ぐためユーザーインタフェースの操作性を向上させたほか、ツールボックスやテンプレートといったファイアウォール構成支援機能を搭載した。

 ボリュームライセンスプログラムでは8月2日から、パッケージ版は8月6日から発売する。パッケージ版の推定小売価格は27万5000円としている。

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