MS、ISA Server 2004をリリース

米Microsoftは、「ISA Server 2004」の提供開始を発表した。ネットワークセキュリティ強化を目的としたアプリケーションレイヤーのファイアウォール、VPN、Webキャッシュ製品だ。価格は従来バージョンから据え置かれ、米国ではプロセッサ当たり1499ドル。(IDG)

» 2004年07月15日 08時52分 公開
[IDG Japan]
IDG

 セキュリティ強化の取り組みに力を入れている米Microsoftが7月13日、米トロントで開催のWorldwide Partner Conferenceで「Internet Security and Acceleration (ISA) Server 2004」の提供開始を発表した。

 ISA Server 2004はネットワークセキュリティ強化を目的としたアプリケーションレイヤーのファイアウォール、VPN、Webキャッシュ製品。Microsoftは1月にパブリックβをリリース、従来版のISA Server 2000に比べてセキュリティとキャッシュ機能が強化され、管理と統合が容易になると説明していた。

 Microsoftによればこの製品は、アプリケーションレイヤーフィルタリングとファイアウォール機能も備え、プロトコルのサポートを拡大、複数のネットワーク仕様とログエントリーをリアルタイムで監視できる機能を備える。

 同社サイトに掲載された情報によると、価格は従来バージョンから据え置かれ、米国ではプロセッサ当たり1499ドル。現在Standard Editionが提供されており、年内にEnterprise Editionをリリース予定。

 製品の発表と並び、パートナー企業としてMcAfee、Panda Software、RSA Security、SurfControlなど10社がこの製品のサポートで合意したことも発表された。

 また、Hewlett-Packard(HP)はハードウェアパートナー契約を結び、HP ProLiant DL320 Firewall/VPN/CacheサーバにISA Server 2004を搭載する計画を明らかにした。

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