SRA、「PostgreSQL 技術者認定制度」の開始を発表

SRAは、PostgreSQLの資格試験の開始を発表した。10月1日から7.4系の基本的な知識を問う「PostgreSQL CE 7.4 Silver」が受験可能となる。

» 2004年07月27日 15時16分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 SRAは7月27日、PostgreSQL技術者の資格を認定する「PostgreSQL技術者認定制度」(以下PostgreSQL CE-)を2004年10月1日から開始することを発表した。SRAが認定制度の運営を行い、ピアソンVUEが試験の実施運営を担当する。

 PostgreSQは、ミッションクリティカルな用途にも利用できるオープンソース・データベースとして広く普及しているが、一方で技術者不足が問題になってきている。また、仮に技術者がいたとしても、PostgreSQLを使って業務を構築できるかどうかを客観的に判断する基準がないという問題もあった。

 こうした状況を憂うSRAでは、一定のレベルに達した技術者に対してPostgreSQLの技術者としての認定と資格付与を行う「PostgreSQL 技術者認定制度」を開始することを決定した。

 資格は、PostgreSQLのメジャーバージョン(7.4系、7.5系)ごとに、また、技術的なレベルに応じた区分ごとにゴールドまたはシルバーが認定資格として用意される。10月1日時点で受験可能なものは、基本的なPostgreSQL の利用や運用管理技術を確認する「PostgreSQL CE 7.4 Silver」となる。

 試験は、ピアソンVUEが契約する全国約100カ所のテストセンターでCBT(Computer Based Test)形式で行われる。受験費用は1万3000円。またリテイクポリシーが設定されており、1回受験された場合、その日から7日間は同一の試験を受験できないようになっている。

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