オープンソースベンダーの米Red Hatは、米サンフランシスコで開催のLinuxWorldで、サブスクリプション制のJavaサービスを発表する見通しだ関連記事参照。Linux製品・サービスに加えてJavaサーバのサポートを追加することで、プログラミングツールを強化する考え。価格はまだ明かされていないが、Linuxのサブスクリプションサービスと同額になると予想される。
Red Hatは昨年8月から、ミドルウェアコンソシアムの仏ObjectWebと共同で、オープンソースのJavaアプリケーション開発を進めてきたという。Red HatはObjectWebが開発したオープンソースアプリケーションサーバ「JOnAS(Java Open Application Server)」を利用する。
Red Hatの発表には、Linuxサーバへ進出したときほどのインパクトはないと見るアナリストもいる。Yankee Groupのアナリスト、ダナ・ガードナー氏は、「ここで提供するものは、必要最小限の機能を備えるデパートメントレベルのアプリケーションサーバだ。完全に統合されたデプロイメントプラットフォームではない」と語る。
Red Hatは、大手JavaサーバベンダーのJBossと直接競合することになる。Red Hatがリリースするクラスタリングソフトとともに、JOnASはLinuxで動作するサーバ製品向けのバンドル製品「Open Source Architecture」の一部になる。
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