MS、月例アップデートの概要を事前公開へ

MSの月例セキュリティアップデートの事前情報は大口顧客のみに提供されていたが、MSはこれを一般ユーザーにも拡大する。

» 2004年11月05日 08時24分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは毎月リリースしている月例セキュリティアップデートに関連して、11月以降はその月に予定しているアップデートについての概要を事前に公表する。

 同社の11月4日の発表によると、これは現在一部顧客に提供している「Security Bulletin Advanced Notification」プログラムを一般に拡大するもの。同社のセキュリティアップデートは毎月第二火曜日にリリースされているが、その3営業日前に、リリースされる情報の数、深刻度、影響を受ける製品の概要といった情報を同社のセキュリティサイトで公開する。

 これは、月例のセキュリティアップデートに備えたリソースプランニングを支援するのが狙いだとMicrosoftは説明。12月以降は同サイトを通じ、電子メールによる情報の受信申し込みも受け付ける。

 Microsoftは同日、権利管理サービスのRMS Service Pack 1(SP1)のβ版リリースも併せて発表した。SP1にはスマートカードによる認証強化などが盛り込まれており、正式リリースは今のところ、来年上半期を予定している。

 このほか、独立系ソフトベンダー(ISV)の製品とISA Server 2004との互換性認証プログラム「ISA Server 2004 Validation Program」を導入。VeriTestの協力で、パートナー企業の製品とISA Server 2004との間で品質と互換性の維持を支援する。まずはMcAfeeの製品が互換認定プロセスを完了予定。

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