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» 2004年12月02日 18時49分 公開

年末年始に向けて改めて確認を――IPAが11月のウイルス届出状況を公開

IPA/ISECは、11月のコンピュータウイルス/不正アクセスの届出状況を公開した。11月のウイルス届出件数は5308件に上った。

[ITmedia]

 毎月恒例となっているが、情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は12月2日、11月のコンピュータウイルス/不正アクセスの届出状況をまとめ、公開した。

 これによれば、11月のウイルス届出件数は5308件。3カ月ぶりに5000件を下回った10月の4654件から14.1%増加する結果となった。2004年5月以降は、毎月5000件前後という高い水準で推移していることになる。

 引き続き首位に立ったのはNetSky(1315件)で、これで9カ月連続してワーストワンの座を占めた。一方で届出件数こそ40件と少ないが、Internet Explorer 6に存在するIFrameの脆弱性を悪用し、リンクをクリックしただけで感染するBofraウイルスが観測されたことにも注意が必要そうだ。

順位 ウイルス名 届出件数
1位 Netsky 1315
2位 Bagle 654
3位 MyDoom 394
4位 Lovgate 322
5位 Klez 310
6位 Zafi 211
7位 Bagz 195
8位 Mabutu 194
9位 Bugbear 132
10位 Mimail 122
10位 Swen 122

 今年は幸い、Blaster級の大規模なウイルス蔓延は発生しなかったが、これからメールのやり取りが増える年末、新年という時期を迎える。IPA/ISECでは改めて、年末に向けてセキュリティ対策の総点検を行うよう呼びかけ、特にエラーメールを偽装するなどの巧妙な手口を用いるウイルスやフィッシング詐欺に注意してほしいと述べている。

リンクは気軽にクリックしない

 一方、不正アクセスの届出件数は10月の53件からほぼ半減して28件にとどまった。ただし被害届出件数は8件となっており、10月の3件から増加している。

 IPA/ISECによれば、不用意に不審なWebページにアクセスしたことが原因となってトロイの木馬やスパイウェアなどに感染したり、ブラウザの設定を変更されたりするケースが依然として多く見られるという。

 こうした被害に遭わないためには、まず「パッチの適用」「ウイルス対策ソフトのインストール」「スクリプト機能の無効化」といった基本的なセキュリティ対策が必要だ。さらに、むやみやたらに(不用意に)URLをクリックし、怪しいWebサイトにアクセスしないよう自衛することも重要だという。これは、上記のフィッシング詐欺の予防策としても有効な事柄だ。

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