ディレクトリ管理とライツマネジメントで情報保護 MSが中堅企業向けパッケージ

マイクロソフトは、中堅企業向け情報漏えい対策パッケージ「スマート情報保護パック プレミアム エディション」を発表した。4月1日に全面施行となる個人情報保護法をにらみ、3月1日から販売する。

» 2005年02月28日 17時35分 公開
[堀哲也,ITmedia]

 マイクロソフトは2月28日、中堅企業向け情報漏えい対策キャンペーンパッケージ「スマート情報保護パック プレミアム エディション」を発表した。4月1日に全面施行となる個人情報保護法をにらみ、3月1日から販売する。

鈴木和洋氏 「中堅企業はどうやって情報漏えい対策をすすめたらよいのか、迷っている」とマイクロソフトの鈴木和洋氏

 「Windows Server 2003 Standard Edition」(Windows Server 2003)および「Exchange Server 2003 Standard Edition」(Exchange Server 2003)、「Windows Rights Management Services」(Windows RMS)をセットにし、個別に購入するよりも20%価格を抑えた。

 「Exchange ServerとWindows SharePoint Servicesを使った情報共有と、Active Directory(AD)とWindows RMSの情報保護機能を利用できる。情報共有しながら、漏れなくするがコンセプト」といい、日本独自のニーズに応じてパッケージ化した。

 「情報漏えい対策にディレクトリ管理は基本。私たちの努力不足かもしれないが、ADのグループポリシーを使えばUSBデバイスを使えなくできる。またRMSで転送や印刷の制限を行えるようになる」

 同社が中堅企業として位置付ける、従業員数50人から1000人規模の企業には、「ワンストップで利用できるものが必要」(業務執行役員 サーバプラットフォームビジネス本部長 鈴木和洋氏)と話し、パートナーのサービスと導入支援を連携させて展開する。

 マイクロソフトでは、導入支援としてガイドブックを提供するほか、スマート情報保護パックのトレーニングツアーを全国主要7都市で開催する。ウイルス対策の大手3社および、セキュリティサービス会社のラックといったパートナー企業もスマート情報保護パックと連動したキャンペーン製品・サービス提供を行う。

 スマート情報保護パックの参考価格は、Windows Server 2003、Exchange Server 2003の1ライセンス、CAL1ライセンスずつ、およびWindows RMSのCAL1ライセンスが含まれ、23万1280円。CAL5ライセンスずつの「が追加CALセット」が10万400円。キャンペーン期間は、2005年3月1日〜2005年8月31日まで。

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