Microsoft、不正コード除去ツールを更新

MSはBagleやSoberなどに対応した不正コード除去ツールの新バージョンをリリースした。ただし、月次のセキュリティパッチは更新しない。(IDG)

» 2005年03月09日 10時16分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Microsoftは3月8日、一般的なコンピュータウイルスやワームを削除するソフトウェアツールの新バージョンをリリースした。ただし、ソフトウェアパッチは提供されない。

 同社によれば、セキュリティパッチのテストと品質コントロールにより、3月のセキュリティアップデートは実施しないという。同社は1カ月前、WindowsとMicrosoft Officeなどで12件のセキュリティアップデート、16件の脆弱性修復を実施している。

 同社が提供する除去ツール、Windows Malicious Software Removalは1月に最初に登場してから3回目のアップデート。このアップデートにより、Bagle、Bropia、Sober、Sobig、Goweh、Gaobotの160種類の新しい変種、11種類のMyDoom亜種といった不正コードをコンピュータから除去することができるという。

 Microsoftは2003年10月から月次のセキュリティパッチを実施しているが、実施されなかったのは2003年12月以来初めてのこととなる。

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