Linuxカーネルの障害解析はビジネスになるか?(1/2 ページ)

VA Linux Systems Japanは、Linuxカーネル障害解析サービス「VA Quest」を正式に提供開始する。こうしたサービスの需要は本当にあるのだろうか。

» 2005年04月05日 15時29分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 VA Linux Systems Japanは4月5日、同社のLinuxカーネル開発陣を活用した「Linuxカーネル障害解析サービス」(サービス名:VA Quest)を正式に提供開始したことを発表した。

 同サービスは、システム・インテグレーターや顧客企業に対してLinuxのカーネルレベルで根本的なソリューションを提供するもの。Linuxカーネルを熟知した技術者が、顧客のLinuxシステムの障害に対してLinuxカーネルのソースコードやメモリダンプに基づいた詳細調査を行い、障害の解析、障害原因の追及および特定、回避方法の提案、修正パッチの提供などを行う。

 同サービスの契約メニューはシルバー、ゴールド、プラチナの3段階。シルバーは1カ月あたり25万円(10台まで)、ゴールドは1カ月あたり70万円(40台まで)、プラチナは1カ月あたり150万円(対象機器数無制限)。

 読者の中には、「カーネルレベルからの解析の需要はあるのか?」と思われる方もおられるかもしれない。この点について、VAリナックスマーケティング部長の佐渡秀治氏、同エンタープライズOS事業ユニット長兼カーネル解析ユニット長の小田逸郎氏に聞いた。

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