シンプルな仕組みで私物PCの持ち込みを検出する「IntraPOLICE」

ラックと松下電工は、IPアドレスとMACアドレスを元に企業の管理下にない未登録PCを検出する「IntraPOLICE」を共同開発した。

» 2005年04月14日 19時32分 公開
[ITmedia]

 ラックと松下電工は4月14日、企業の管理下にない未登録PCを検出し、勝手にネットワークに接続されることを防ぐ「IntraPOLICE」を共同開発した。

 IntraPOLICEは、社員の私有PCや取引先社員のPCなど、企業の管理下にないPC(未登録PC)を検出するシステムだ。ネットワーク上に流れるIPアドレスやMACアドレスといった情報を、あらかじめまとめてある「登録PC情報」と照らし合わせることで、未登録PCを検出する。

 未登録PCを検出すると管理者に通報したり、あらかじめ指定したプログラムを起動させるといったことも可能だ。今後オプションとして、不正なPCの接続を遮断する機能も提供する予定という。

 同様のシステムは、認証ネットワークや専用ソフトウェアによっても実現可能だが、追加投資や既存のネットワーク設定の変更が必要になるほか、運用管理コストがかさむ点がネックになっていた。これに対しIntraPOLICEは、専用アプライアンスの「IntraPOLICE センサー」と管理ソフトウェアを導入するだけで済み、短期間で導入できるほか、運用を簡素化できる点が特徴という。

 IntraPOLICEのアプライアンスは松下電工が、ソフトウェア部分はラックがそれぞれ開発を行っており、価格はオープンプライス。5月より両社の販売パートナーを通じて出荷を開始する。

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