シービヨンド、ICAN 5 Suiteの海外導入企業3社を公表

シービヨンド・テクノロジー・コーポレーションは「SeeBeyond ICAN 5 Suite」の採用企業3社を発表した。

» 2005年04月22日 12時49分 公開
[ITmedia]

 シービヨンド・テクノロジー・コーポレーションは4月21日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)を基盤とするコンポジット(複合)アプリケーションの構築を図る同社のスイート製品「SeeBeyond ICAN 5 Suite」の採用が順調に進んでおり、親会社である米SeeBeyondが公表した3社の導入事例について明らかにした。

 採用が明らかになったのは、米ヴァージニア州の電気供給公益事業者であるRappahannock Electric(REC)、南アフリカ最大の投資銀行であるSTANDARD BANK、物流システムを提供するBDP INTERNATIONALの3社。

 RECでは、システム全体の評価プロセスがベンダー数社によって行われたが、システム統合の基盤となるEAIに関しては、初期段階からSeeBeyondのeGateの採用が決まっていたという。理由として、大規模システムにおける実績や費用対効果などを挙げられている。

 また、STANDARD BANKは、ICAN 5 Suiteを採用することにより、レポーティング機能の強化を図るための可視化と柔軟性を改善するために、基盤としてICAN 5 Suiteを採用した。既存ミドルウェアを置き換えることにより、将来予想される統合サービスの最適化を図るという。会計監査、メッセージ・トラッキング、運用コントロール、システムカバレッジ、決算システムなどの統合を特に重視した。

 選択にあたっては、ICAN 5 SuiteがJ2EEに完全準拠していること、Webサービスベースの統合技術スタックを提供していることなどがポイントになったという。

 さらに、BDP INTERNATIONALは、運営コストの削減を図ったり、輸送とロジスティックサービスの効率化のために、全世界の組織にまたがる基本プラットフォームの必要性を認識しており、ICAN 5 Suiteの採用を決めたとしている。

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